「カナダ・ビクトリア大学英語研修、及び2017年度現代社会学科第2回留学説明会」が開催されました

現代社会学部国際研修プログラム委員会主催の「カナダ・ビクトリア大学英語研修、及び2017年度現代社会学科第2回留学説明会」が、104()4限にS306教室で開催されました。50名以上の参加者がありました。有難うございました。

前半は、来春、ビクトリア大学で、「レベル別授業とホームステイで英語漬けの4週間」を送る英語研修の説明を行いました(24日~34日 29日間:予定)

後半は、現代社会学科独自の留学プログラムの説明を行いました。

当日参加できなかった人、質問がある人は、いつでも国際研修プログラム委員会のメンバーに相談に来て下さい

 

*国際研修プログラム委員会(松本・城戸・鳥谷・松田・戸田)

(文責 戸田)

多文化理解実習(台湾)の報告(2) 屏東:「原住民」の人たちの交流

 ポルトガル船によって「発見」される以前から、台湾にはそこに暮らす人たちがいました。現地では「原住民」と呼ばれている人たちです。台湾の人口に占める割合はわずか数%ですが、16の民族が「原住民族」として現地の政府に認定されています。

 

山地門はかなり標高の高い場所にあります。

 私たちは、台南から台湾鉄路(在来線)を使ってさらに南下して屏東に向かいました。屏東県は台湾の最南端に位置しているため、台北から屏東まで台湾を北から南まで縦断したことになります。私たちが目指したのは、屏東県の山地門にある国立施設「台湾原住民族文化園区」です。ここでは、パイワン族(排湾族)、ブヌン族(布農族)、アミ族(阿美族)のスタッフの方や大学生の皆さんが、私たちを出迎えてくださいました。

台湾の「原住民族」の歴史、文化や習俗を紹介した施設の参観や、さまざまな体験活動を通じて、台湾社会には多様なエスニック・グループが共存していることを知り、それぞれの文化的特徴についても学ぶことができました。とくに台湾の先住者である「原住民」の視点からの歴史の語りは、たいへん刺激的であり、多くのことを考える機会となりました。

「原住民」の視点から歴史を語ってくださったパイワン族のルカイさん。

3人の大学生の皆さんとは、お昼のお弁当を一緒に食べたり、さまざまな体験活動に参加したり、一日中いっしょに過ごしました。

民族衣装も体験しました。

 

 同じ世代の「原住民」の若者たちと交流できたことは、とても貴重な経験となりました。漢字表記の名前と「原住民」の母語による名前という、まったく異なる2つの名前を持っていること、中国語ではコミュニケーションが可能であっても、それぞれの母語で話すとお互いにまったく理解できず、まるで外国語を聞いているようであること、などなど・・・3人の口から飛び出す話は、日本人には普段経験がない(それゆえに容易に理解できない)話ばかりで、もう驚きの連続でした。

早朝に台南を出発して、また台南に戻ったのはその日の夜のことでした。なかなかハードな一日でしたが、「原住民」の「朋友」(ともだち)たちのおかげで、とても充実した一日となりました。非常感謝!

 

(つづく)

多文化理解実習(台湾)の報告(1) 台南:歴史の足跡をたどる

 今年度の多文化理解実習(台湾)では、台南、屏東、台北の三都市を7泊8日の行程で回りました。今回は、前半の台南と屏東での活動について報告します。


(1)台南―歴史の足跡をたどる

台湾が「歴史」の舞台に登場するのは16世紀、大航海時代のことです。日本に向かうポルトガル船が台湾を「発見」したことがきっかけといわれています。以後、オランダ(東インド会社)、それに続く明の鄭氏と清朝、19世紀末からの日本(大日本帝国)まで、台湾は度重なる外来勢力による統治を経験してきました。そうした歴史が先住者と外来者との複雑な関係を生み出し、多様なエスニック・グループが共存する社会をつくりだしたのです。

台湾の「歴史」の幕開けの地となったのが、台湾南部の都市・台南です。オランダの東インド会社が拠点を築いたことに始まり、台湾の複雑な歴史が凝縮されています。私たちは、市内の国立台湾歴史博物館で台湾の通史を勉強したあと、街中を歩き回って(ときには市バスにも乗って)歴史の足跡をたどりました。オランダ統治時代の城跡である安平古堡、赤嵌楼をはじめ、鄭成功ゆかりの鄭成功廟や鄭氏家廟、中国大陸の文化を色濃く残している大天后宮や孔子廟、そして日本統治時代の建造物を利用した国立台湾文学館などを訪ねました。どれもその時代を問わず、台湾の歴史の一部分を象徴する遺産として、台湾の人々によって大切にされていることがわかりました。

楼(プロビンティア城跡)。オランダ東インド会社が建てた当時は、右の写真のようなかわいらしいお城だったそうです。

 

勇ましい鄭成功像
台湾最大の媽祖廟「大天后宮」。媽祖(中央)は中国南部ゆかりの女神様。 左右には必ず順風耳(左)と千里眼(右)の姿があります。

高く積まれているのは「金紙」と呼ばれるお供えもの(おカネ)です。金紙はお供えする神様によって種類も値段もちがいます。

台湾や世界の文学作品を集めた国立台湾文学館。日本統治時代の台南州庁の建物を修復したものです。台南には日本の植民地時代の建物が数多く保存されています。

台南は「小吃」でも有名です。小吃とは夜市や街角の屋台、大衆食堂などで食べられる台湾料理のことです。安くて美味しいのが魅力ですが、とくに台南の小吃は種類も豊富で、ここでしか味わえないものがあります。「食文化を通じて台湾を理解しよう!」をモットーに、台南での活動の合間や食事時には、いろんな小吃を食べ歩きました。

擔仔麵など台南の小吃
のどの渇きを癒してくれたのは、新鮮なフルーツジュース。 左手はいろんなフルーツを使ったミックスジュース、右手は レッドドラゴンフルーツのジュースです。

 台湾の夏といえば、マンゴーです。台南はマンゴーの産地としても知られています。夕食後には老舗のフルーツパーラー「莉莉水果店」で、最高級品種のマンゴー「愛文芒果」のかき氷を堪能しました!

愛文芒果
愛文芒果のほか、台湾原産の「土芒果」も盛られています。

多文化理解実習(カナダ)の報告後半です

 

③ナイアガラ地方

オタワからVIA鉄道と車を乗り継いで、ナイアガラ地方に行きました。カナダと聞けばナイアガラの滝が連想されるかもしれませんが、ナイアガラには年間1500万人もの観光客が訪れる観光地になっています。また、同時にナイアガラはカナダとアメリカの国境に位置し、橋を渡って両国間を行き来することができます(入国審査はちゃんとあります)。

アメリカとカナダの国境です

翌日は、北米イギリス植民地時代にアッパー・カナダの首都がおかれていたナイアガラ・オン・ザ・レイクという街を訪問しました。この町には現在でもイギリス風の街並みが残っています。

④トロント
いよいよ旅の最終目的地トロントに到着しました。トロントでは、トロント本願寺を訪問し、カナダにおける浄土真宗の現状や日系人コミュニティについての話をうかがいました。日系人社会では、代を重ねるにつれ日本語を話せる人が減っており、お
勤めも英語と日本語で行われていることなどを知りました。

トロント本願寺にて

さらに、トロント大学では、政治学部のRodney Haddow教授と面談し、カナダ社会について英語で質疑応答を行いました。カナダの二言語政策、難民や移民の受け入れ、女性の社会参加など幅広いテーマがでました。ネイティブの英語のスピードを知るという点でも意義深い面談になったと思います。

トロント大学、Haddow教授

今年度の多文化理解実習(カナダ)は、やや寂しい参加者数でしたが、その分密度の濃い研修になったのではないかと思います。日本でも移民の受け入れなどが議論される中で、多くの移民や難民を受け入れているカナダ社会の実情に触れることができました。また、英語で会話する機会も多くある中で、自分の意見を十分に伝えられないもどかしい経験もしました。自由に意思疎通を図るために、今後外国語を学ぶモチベーションを高めることもできたと思います。

 

2017 多文化理解実習報告(カナダ)前半

今年度の多文化理解実習(カナダ)では、モントリオール、オタワ、ナイアガラ、トロントの四都市を10泊12日の行程で回りました。今回は、前半のモントリオールとオタワの報告です。

ニューアーク国際空港(アメリカ)乗り継ぎ

 

(1) モントリオール

アメリカ経由で夜中にモントリオールに着きました。カナダは英語圏という印象があるかもしれませんが、カナダの公用語は英語とフランス語の二言語政策を取っています。その中で、モントリオールはカナダ第二の都市で、フランス語が話されている都市としては世界第3位の人口を誇ります。町の標識もフランス語のみで、通りを歩いている人の多くもフランス語で話しています。

フランス語の標識

モントリオールでは、ノートルダム大聖堂などカトリック系のフランスの影響を受けた建物や街並みを見て回りました。

モントリオール旧市街の街並み

(2) オタワ

モントリオールからバスに乗ってオタワに移動しました。カナダの首都オタワは、英語系のオンタリオ州に位置していますが、川を挟んだ対岸はフランス語系のケベック州になっています。1本の橋を渡っただけで、道路標識も英語からフランス語に変わります。

 

リドー運河(世界遺産)

オタワは、首都ということで政府機関が多く集まっており、連邦議会議事堂の見学などを行いました。

連邦議会図書館(中央はビクトリア女王)

また、オタワでは在カナダ日本国大使館を訪問しました。訪問では門司カナダ大使から外交に関するお話をうかがったほか、政務担当の時田参事官、仲村専門調査員から、カナダ社会や日加関係についてレクチャーを受けました。普段は接することの少ない外交の現場のお話や外交官として働いている方の思いなどをお聞きすることができ、大変勉強になりました。

門司大使との面談
レクチャー

(城戸)

現代社会学科留学プログラム説明会を開催しました

7月19日4限に現社の留学プログラム説明会を開催しました。30名近くの学生さんが集まってくれました。参加してくれた皆さん、有難うございました。
 
この留学プログラムは、現社の学生さんだけを対象としています。どの専攻でも参加できます。現社国際研修プログラム委員会に属する教員が現地の大学に足を運んで選んだ留学先です。是非、検討して下さい。
説明会に参加できなかった人で、現社留学プログラムに興味がある人は、7月20日以降、S校舎入口の事務室(S校舎分室)でパンフレットを受け取って下さい。また、プログラムについて質問があれば、下記の国際研修プログラム委員会の委員に尋ねて下さい。どの教員からでも説明を受けることができます。
現代社会学科国際研修プログラム委員会 (委員長:松本、鳥谷、松田、城戸、戸田)
(文責 戸田真紀子)

現代社会学部「ビクトリア大学春季英語研修」説明会報告

現代社会学科国際研修プログラム委員会主催の「ビクトリア大学春季英語研修」(短期英語研修A: 4単位)説明会が、7月4日(火)、5日(水)のお昼休みに開催されました。20名の学生さんが集まり、北米担当の城戸先生から説明が行われました。

研修期間は2月4日(日)~3月4日(日)[28日間](予定)で、現代社会学部の学生が参加できます。ただし、単位認定は1回生(=平成29年度以降入学生)のみで、2回生以上は単位認定されません。TOEFL, TOEIC スコア等による参加条件はありません。

日本人が苦手とするspeakingとlisteningに重点をおいたプログラムです。

詳しい案内は、9月に再度行いますので、掲示に注意しておいて下さい。

ご質問は、現代社会学科国際研修プログラム委員会までどうぞ。

国際研修プログラム委員会:
城戸(北米担当)、松本(委員長)、
鳥谷、松田、戸田
(文責 戸田)

戸田ゼミ3回生が関西国際関係合同ゼミナールに参加しました

戸田ゼミ3回生が関西国際関係合同ゼミナールに参加しました。

 関西一円で国際関係論を学ぶ10のゼミが集う「関西国際関係合同ゼミナール」が今年で10年目を迎えました。戸田ゼミは、2010年の第3回から参加しています。記念すべき第10回合ゼミは、7月1日、阪南大学南キャンパスにおいて開催され、100名を超える学生さんが集まりました。参加ゼミの大学は、神戸大学×3、関大×2、阪南大学、立命館大学、京都産業大学、名古屋市立大学、そして京都女子大学です。

トップバッターの戸田ゼミ3回生は、「ルワンダ女性の活躍の背景~女性議員を例として~」というテーマで報告をしました。4月から準備を続けた成果が十分表れた報告でした。鋭い質問も頂き、学生にとって良い経験になりました。どのゼミの報告もレベルが高く、熱心に質疑応答が行われ、第10回合ゼミは終わりました。

幹事校の阪南大学段ゼミの皆さん、大変お世話になりました。

参加された学生さんの益々のご活躍をお祈りしています。コメントを下さった引率の先生方、有難うございました。

(文責:戸田真紀子)

6/11のオープンキャンパス午後担当の城戸英樹先生です

6月11日のオープンキャンパスでは、「教員との懇談コーナー」があります。教員との距離が近く、気軽に研究室をたずねられるのも本学の魅力のひとつです。学びのこと、資格のことなど何でも質問してください。

午後を担当する現代社会学科国際社会専攻の城戸先生の紹介です。今年から新しくできた国際社会専攻や、カナダ・ヴィクトリア大学での研修などを担当していますので、国際社会や留学に興味ある方はぜひどうぞお越しください。


カナダ・ヴィクトリア大学での研修ビラをもって。

11日午後担当の城戸英樹(きど ひでき)です。国際社会専攻所属ですが、「行政学」など現代社会学部全体の授業も担当しています。国際や留学に興味がある人、公務員を目指したい人、現代社会学部についてもっと知りたい人は、ぜひブースに来てください。お待ちしています。

主な担当科目: 行政学、地方自治論
専門領域: 地方自治論、比較政治(日本政治、カナダ政治)
担当専攻:国際社会専攻

☆研究紹介

これまでは、主に以下の3つの方向から研究を行ってきました。

第一に、日本の地方制度改革についての研究です。その中では、どのようにして改革が行われてきたのか、また改革の結果日本の基礎自治体の政策にどのような変化が生じているのかを分析しています。

第二に、日本の市町村合併に関する研究です。この研究では、平成の大合併において合併を行うのかどうかについてどのような要因があったのかを研究しています。

最後に、カナダの政治行政制度に関する研究です。その中では、カナダの地方自治制度や社会政策などがどのようなものであるのかを調べています。

詳細は大学サイトをどうぞ

☆専門ゼミ

ゼミでは、現代の政治や行政に対する理解を深める事を目的にします。そのために、ゼミ生それぞれが関心を持った政治・行政現象が、なぜ、またどのようにして起こったのかを調べていきます。 3回生では、数人のグループで調査研究し成果をまとめ、他大学との合同ゼミで報告を行います。後期には、卒論に向けて各自のテーマ設定を行っていきます。4回生では、ゼミ生が各自で設定したテーマについて調査、分析を行い、卒業論文としてまとめます。 卒論のテーマについては、カナダだけにとどまらず、世界各国の政治・行政にかかわる幅広い領域を想定しています(日本も対象に含めます)。