【Chum 】現社ゼミ登録先生紹介第2弾!ジャスティン・アウケマ先生です

Chum キャンパスライフコネクターです。
アウケマ先生紹介動画
ゼミ登録に伴う先生紹介の動画第二弾!今回はジャスティン・アウケマ先生です!とってもいいお話を聞けたので、以下のインタビューもぜひ読んでください!!! Chum「先生のご出身はどちらですか?」 アウケマ先生ーーアメリカのミネソタ州出身です。五大湖に隣接する州でカナダとの国境付近にあります。 Chum「研究している内容は何ですか?」 アウケマ先生ーー専門は、近現代日本史です。特に、文学を通して第二次世界大戦などの戦争の記憶、歴史認識を今まで研究してきました。今、力を入れているのは、日本に点在する戦争遺跡の研究です。 Chum「日本のことを研究するようになったきっかけは何ですか?」 アウケマ先生ーー高校生のとき、爆撃機(アメリカ)視線の報道ばかりで、被害を受けている側のことが全く報道されていないことに疑問を持っていました。そして、大学の日本史の授業で第二次世界大戦の日本目線の戦争体験に関する文献を数多く読み、その日本が受けた空襲の話と、高校生の頃にあったイラク戦争とが重なりました。なぜ無差別爆撃をするのか、なぜ人々が大勢死ななければならないのか、歴史になんらかの出発点があるのではないのかと考えました。それがきっかけで、日本を勉強するようになりました。 Chum「ゼミ内容はどのようなものですか?」 アウケマ先生--日本文学を英語で読むことをしています。今年の前期では近代以前の代表的な日本文学作品の英語訳、原文、現代語訳を使って講義をしたり、ディスカッションを行っています。一回生の後期ではTOEIC、TOEFL、IELTSのテスト対策が中心です。 Chum「最後に、京女生に伝えたいことはありますか?」 アウケマ先生--徒然草からも読み取ることができますが、「時間をたっぷりとって考える、思いに耽ること」が大事です。英語でもこんな表現があります。 Stop and smell the roses. 忙しい毎日の中でも、時々立ち止まって、じっくり花を見なさい」ということです。現代人はそれがなかなかできていないけど、ゆっくりする時間がないのは、社会がそれを意図的に許す風潮でないからなのかもしれないですね。 それから、「非効率的になること」も大事です。これから効率性がどんどん求められる社会になるけれど、その中で敢えて非効率的に物事を進めてみる。例えば、電子レンジを使わずにフライパンでじっくり調理をするとか、いいかもしれないね。 Chum「ありがとうございました。」

【Chum】 現社ゼミ登録先生紹介第一弾!江口聡先生です

Chum キャンパスライフコネクターです。
江口先生紹介動画
今回は江口先生の紹介動画です!動画では先生の雰囲気を味わって下さい(^-^) 以下、先生の研究内容などについてインタビュー形式で記載しています(*^-^*) Chum「先生が研究しているのは何ですか?」 江口先生--倫理学。特に幸福に関する問題と、セックスにまつわる問題についてやってるんですが、今週は安楽死について勉強している。 Chum「安楽死について何を研究しているのですか?」 江口先生ーー安楽死法制度について。反対派の人の一人の若手が本を出したので、その書評しようとしてます。その人の言ってることがどれだけ哲学的で論理的であるかを、向こうの言い分を崩すように論じる準備をしている。 Chum「倫理学とは何ですか?」 江口先生ーー哲学の一種。道徳や社会決めごと、それにいろんな価値について考える哲学です。大体、霜田先生の哲学アプローチのようなもの。 Chum「ゼミを通して何を成長してほしいですか?」 江口先生ーー人前で恥ずかしがらずに話せるようになること。それに自由に文章を書けるようになってほしい。そのためにゼミでは文章を読んだり音楽を聴いたりしながら、メディアを通して意見を書く練習をしている。 Chum「京女生にはどんなことを意識してほしいですか?」 江口先生ーー大学生のうちに批判的になる、人の意見を壊す、ことを覚えてほしい。前に出ようとすることは大事であるから、センターを奪い合う人になってほしい。 Chum「京女生にはどんな人になってほしいですか?」 江口先生ーーまじめすぎるが、まじめなのはそのままでいい。評価を気にしすぎているところがあるので「あれはダメ」「これはダメ」と考えるのではなく、「これをして褒められよう」とプラスに考える。やることによってフィードバックをもらえる。 Chum「ありがとうございました。」

【Chum キャンパスライフコネクター】現代社会学部ゼミ登録に伴い先生紹介動画を投稿します!

Chum キャンパスライフコネクター 先生紹介企画!

 みなさんこんにちは!Chum キャンパスライフコネクターです!

 私たちは現社の縦横のつながりを広げようと活動しています!

 これから私たちも現社のことについて投稿していきますよ~

 普段の講義では見られない先生の意外な素顔が見られるかもしれません・・・。

 まずはじめに、ゼミ登録が始まると言うことで先生紹介動画を・・・!

 個性豊かな先生たちの魅力をお伝えします!お楽しみに!!

Chum キャンパスライフコネクター  

 

6/9(日)のオープンキャンパスでプログラミング体験イベント「Ruby Girls」を開催します

RubyGirlsとは、現代社会学部の情報システム専攻の学生が主体となって企画・運営しているプログラミング体験イベントです。

日時 : 2019年6月9日(日) 11:00〜15:00
場所 : S校舎2階 S207 (出入り自由)

プログラミングに親しみを持ってもらい、「難しい」「できない」という意識を少しでも変えて、これからの進路の選択肢を広げる手助けができればという考えを軸に活動しています。

情報システム専攻の学生が中心となってRuby Girlsに向けた準備をしています

実際にパソコンを使い、情報システム専攻のゼミ生と一緒に簡単なプログラムを動かしながら、プログラミングを体験できます。

プログラミングというと難しいというイメージを持つ人が多いですが、数学が苦手、文系、プログラミングは初めてという方でも楽しめるイベントとなっています。

情報システム専攻の学生の生の声を聞くこともできます。少しでも興味のある方はぜひお越しください!

現代社会研究科、2018年度修士論文発表会を行いました!

2月12日火曜日、10時から12時10分まで、S306教室において、修士論文発表会を行いました。今年度の修士論文提出者は2名でした。

一人目の木村さんは、「現代社会において宗教が担いうる医療人類学的可能性について-幸福の主観的認知から考える」というテーマで修士論文を執筆されました。相関分析とインタビューによって、宗教と主観的幸福感の関連を考察し、今までの幸福論や精神病理学の先行研究で抜け落ちていたリサーチ・クエスチョンの存在を指摘したことに学問的意義があります。俯瞰的視座を日本人に与えてきた宗教の信仰が薄れていることにより、現代人がコンサマトリー(即時充足)的価値観に縛られていることを示し、死生観が人生の価値観や精神的安定に影響を与え、エンパワーメントにつながっていることを明らかにしました。

二人目の荒井さんは、「仏教における継承者不足とジェンダー-天台宗の調査から-」というテーマで修士論文を執筆されました。現在の日本では、少子高齢化により、寺院も存続の危機に直面しています。しかし、仏教の領域では女性の労働力の活用が遅れています。女性の仏教参画を阻む要因を明らかにするために、綿密な文献解読により日本の伝統宗教の概要と歴史、仏教に見られるジェンダー差別の議論を明らかにした上で、女性僧侶へのインタビュー調査結果から仏教界の現状を検討し、経典の新しい解釈と、仏教の実践に見られるジェンダー差別の改善の可能性を論じています。

両報告共、活発な質疑応答がありました。ご出席下さった先生方、院生の皆様、有難うございました。木村さん、荒井さん、お疲れ様でした。今後の益々のご活躍をお祈りしています。

文責 戸田

初心者向けCTF開催しました

情報システム専攻の宮下です.本年もよろしくお願いします.

今年度最後の3回生ゼミで初心者向けCTFを開催しました.これは株式会社LACのご協力のもと,毎年開催しているイベントです.

学生さんは自分のPCやスマホでCTFに参加します

CTFというのはCapture The Flagと呼ばれる情報セキュリティの競技で,いくつかのチームが自チームのサーバ内にある旗を守りながら他チームの旗を奪うものです.国内や海外でいくつもの大会が開かれ,若者たちが最先端のICTの知識とスキルを駆使して戦っています.

今回は初心者向けということで,ICTの知識やスキルに関連したクイズを解いて得点を競う形式になっています.例えば,写真のExifから位置情報を得ることでそれがどこで撮影されたかを当てるものや,ヒントを集めて与えられた暗号文を平文に戻すもの,HTTPの仕組みを利用して埋め込まれた旗を取り出すものなどがあり,難易度に合わせた得点が得られるようになっています.

ゼミでは最初にLACの渡邊さんと谷口さんによる概要とルールの説明があり,その後競技が始まりました.スタート直後は少し戸惑っていた学生さんもありましたが,だんだん要領がつかめてきて,あちこちから「フラグゲット!」の声が聞こえました(まだ誰も解いていないクイズに正解すると声が出ます).

クイズを解くときにはどんな手段を使っても構いません.ネットで検索するのもOKですし,「大人」にヒントをもらっても良いのです.クイズの中にはコンピュータを使うだけでなく紙を並べ替えるパズルのようなものや屋外で写真を撮影するものなどもあります.先に正解した人がそのまま残していたパズルを使ってちゃっかり正解を手にする人もいたようですw

パズルを解く問題もあります

ゼミでは1時間強ほどの競技ののち,得点順に3人が表彰されました.優勝者には賞状が,全員にLACの八尾さんが用意してくださった賞品が手渡されました.

最後に渡邊さんと谷口さんから何問かのクイズの解説とCTFサーバの仕組みが説明され,学生さんたちの理解を深めることができました.これをきっかけに,ICTや情報セキュリティについてさらに興味を持って勉強してもらえれば嬉しいですね.LACの皆さん,ありがとうございました.

2018年度修士論文発表会を行いました


11月7日(水)に現代社会研究科の修士論文中間発表会を開催しました。今回は二人の院生さんが報告をされました。お二人とも、「仏教」をテーマにしています。

大学の研修会と重なってしまったため、教員については修士論文の審査員予定者だけしか出席できず残念でしたが、完成が楽しみな論文内容を披露してもらいました。

写真をご覧下さい。

文責:戸田

国際社会専攻による生涯学習講座が始まりました

10月12日から三週連続で、国際社会専攻による生涯学習講座「現代における排外主義の諸相」が始まりました。トップバッターが林学長で「ヨーロッパの移民問題」について、翌週が松田先生で「スリランカの民族問題」について、最終が城戸先生で「多民族国家カナダの現状」について講義をします。

12日には、京都女子大学梅田サテライトに20名ほどの受講生が来て下さり、熱心に講義を受け、質問をして頂きました。
林学長の講義写真をご覧下さい。

文責 戸田

平成30年度前期学位記授与式が行われました

平成30年度前期学位記授与式が行われました

あいにくの雨でしたが、平成30年9月29日(土)9時30分より、建学記念館『錦華殿』2階貴賓室において、学位記授与式が行われました。現代社会研究科で修士号を取得された片岡安有美さんが、林忠行学長より学位記を授与されました。座席から撮影したため後姿ですが、写真をご覧下さい。 片岡さん、大学院生活は楽しんで頂けたでしょうか。勉強は一生続きます。これからもご自身の研究を発展させていって下さい。どうぞお元気で。

現代社会研究科教員一同

大人の「学び直し」 :​現代社会を学び、未来を考える大学院にようこそ!​

70代からの挑戦:飛山善子さん​

片道2時間20分かけて京女の大学院へ通学しはじめて早7ヶ月目に入ります。大学院は個人授業のため、毎授業ごとにしっかり事前勉強をしてレジュメを用意しなければなりません。​

高齢者の私にとりまして下準備にかなりの時間を費やしていますが、不思議なことにこの時間がとても充実していて「識る」発見ばかりなのです。​

「学ぶ」ことの深さに驚きと感動の生活を重ねております。3年間で卒業予定ですが一つ一つクリアしていく楽しさを実感している毎日です。​

「どうして片道2時間20分かけて京女の大学院なの?」とよく聞かれます。​

私の返答はいつも同じです。​

「大学院は先生方との出会いなの。私はその先生方に出会ったのよ!! 先生から、今まで当たり前と思いこんでいた常識が実はそうでもない…と知るおもしろさを楽しみながら学んでいるの」と伝えています。
そして、私は大ファンであるNHKの番組「チコちゃんに叱られる」に正解できるような思考力を身につけたいと思っています。​​

2018.9.20
      飛山善子​

大学院・森久ゼミの風景​
同じく70代の小野田和子さんと​


​指導教授から一言​

「学問は最大の娯楽ですよ。」​

私が大学院で師事した先生は柔和な笑みを浮かべながらこのようにおっしゃりました。そしてゼミでは,誰よりも楽しそうに院生の発表に耳を傾け,情熱的にご自分の研究について語る姿を今でも良く覚えています。​

現在,私の大学院ゼミには修士課程の院生と研修生の計2人の社会人院生が研究に励んでいます。2人とも口では「大変!大変!ああ,どうしよう!」と言いながらも実に楽しそうに課題に取り組んでいます。生き生きと学ぶ2人の様子から,社会人が大学院で学ぶことには2つの喜びがあるように思います。​

ひとつは,今まで生きてきた世界では得られなかった知識を得る喜びです。新しく何かを知ることは,新鮮な驚きをもたらし好奇心を刺激します。現代社会研究科には様々な専門分野の先生がいます。そうした先生との出会いが新しい知識をもたらしてくれるはずです。​

もうひとつは,これまで社会で経験してきたことに意義を見いだす喜びです。仕事や子育て,ボランティアや社会活動の経験を学問的な視点から振り返ることで,その経験にどのような意義があったのか再発見することができます。これは社会人学生ならではの喜びで,社会経験に乏しい若者では得がたいものだと思います。​

ところが社会人になって,「学生時代にもっとあんな勉強をしておけばよかった」「今だったら,もっと興味を持って勉強できるのに」「学生時代の勉強が一番楽しかった」と話す人は少なくありません。しかし大学(大学院)は若者だけのものではありません。何かを学びたいと願うすべての人にいつまでも開かれています。社会人院生の2人は,ほんの少しの勇気を持って大学の門をくぐったことで,このような喜びに触れることができたのだと思います。​

生き生きと学ぶ2人の姿を見ていて,「学問は最大の娯楽ですよ」という言葉をふと思い出しました。​

森久聡(現代社会学部准教授)