このたび、京都女子大学現代社会学部では、`性差'をテーマとして公開 講座を開くこととなりました。 第一回講演会は、日本の中世社会史ならびに女性史研究の第一人者として活動されている脇田晴子先生と、行動生態学者として繁殖戦略の進化、ヒトの行動の進化心理学を研究され、そのお立場から性差の問題を論じておられます長谷川真理子先生にご講演をお願いしました。
今回の公開講座は、`性差'の問題を自然科学と人文・社会科学の両面から議論することを主眼としています。 女性と男性の性的役割分担というステレオタイプな考え方を克服するために、これまで性に起因する生物学的差異、すなわち`性差'を考えることはタブーとされ、女性性・男性性をもっぱら社会的要因のみで議論してきました。 しかし、最近の生物学や大脳生理学の発達から、性差が妊娠や出産以外に、人間の認識活動においても存在することが明らかになってきています。 現実には生物学的性差が拡大解釈され、社会的性差すなわちジェンダーとして女性の差別や社会進出を抑制していると考えられます。 自然科学、人文・社会科学の専門家による総合的なアプローチによって、この問題に光をあてたいと考えております。
2001年6月9日 (土) 14:00 〜 16:30
京都女子大学J校舎525教室
現代社会学部長 柏岡 富英
滋賀県立大学教授 脇田 晴子 氏
「身体的性差と社会的性差:日本女性史の視座」
早稲田大学教授 長谷川 真理子 氏
「性差の生じる原因:性淘汰、遺伝的葛藤、遺伝子の刷りこみ」
なお、本講演会で提起された問題をより深く検討するために、第二回公開講座として、パネル討論会を計画しています。 ぜひ合わせてご参加ください。
2001年9月2日 (日) 14:00〜16:30
京都女子大学J校舎525教室
| 坂東昌子氏 (愛知大学教授、素粒子論) | 要旨 |
| 功刀由紀子氏 (愛知大学教授、大脳生理学)) | 要旨 |
| 井上真理子氏 (京都女子大学教授、臨床社会学)) | 要旨 |
| 谷村覚氏 (大阪女子大学教授、発達心理学)) | 要旨 |
前田 佐和子 (京都女子大学教授、地球物理学)