中道仁美 (なかみち ひとみ)

☆主な担当科目:地域社会学、ジェンダーと現代社会、基礎演習Ⅰ・Ⅱ、社会調査演習Ⅰ・Ⅱ

☆専門領域:農村社会学、女性学

☆研究紹介:

1.農山漁村社会の様々な課題について研究しています。特に、高齢化が進み、人口が減少している地域の地域維持・発展に関心を持って研究しています。現在の主なフィールド(国内)は愛媛県西予市明浜町狩江地区です。他に北海道帯広市、深川市などや近畿地方では滋賀県八日市市(現東近江市)、愛媛県内子町、松野町がフィールドでした。近年、外国人研修制度や農産物の安全・安心問題について、日本・海外で研究しています。海外では、現在、ベトナムの高原地帯で日本農家のNGOの活動を継続して研究しています。また、アジアではネパールでも調査していました。ヨーロッパではスェーデンの北部山村や、イタリア北部、南部山村などで地域活性化活動について長期にわたり調査をしていました。

2.農山漁村のジェンダーについて研究しています。近年、農業・農村女性の研究、研究者は増えました。漁業、漁村女性の研究も増加しつつあります。しかし林業女性に関してはまだ少ないので、現在は、国内とヨーロッパの林業・山村女性の調査研究をしています。また、農業女性のキャリア教育について、ドイツ語圏でマイスター制の調査研究をしています。そのほか、国連女性会議(CSW)の動きにも注目していて、ニューヨークの会議にときどき参加しています。

☆専門ゼミ:

専門ゼミでは、2年間で卒業論文を完成するために、計画的なゼミ運営をします。3年生では、卒論に向けて、各自の関心のある課題について調べて報告していきます。4年生では、卒論作成に向けて、課題の設定から結論に至るまで、文献・統計の探索、実態調査による実証について、具体的に指導します。卒業論文の課題設定は簡単ではありません。課題探究の過程に時間も労力もかけなくてはなりません。2年間は長いようにみえて、短いので、気を抜かず、頑張ってください。

☆ゼミ生の主な卒論のタイトル:

 まだ、卒論性はいません。現在、3年生が下記のようなテーマに関心を持って研究しています。

  • 地域活性化とソーシャルキャピタル
  • 離島振興と瀬戸内芸術祭活動
  • ITと過疎・農村振興
  • 地域医療と中核病院