松本充豊松本(まつもと みつとよ)

マカオの松本先生

☆主な担当科目:政治学アプローチ、政治過程論

☆専門領域:比較政治学、現代台湾政治、中台関係、東アジア政治経済論

☆研究紹介:

台湾を主なフィールドとして、東アジアの民主化とその後の民主政治のあり方について研究してきました。最近は政治制度とそれがもたらす帰結に注目しながら、日本や韓国など東アジアの民主主義国との比較研究を進めています。また、経済のグローバル化が進む中で大国化した中国と、台湾そして日本との関係を考察するという課題にも取り組んでいます。

著書として、『中国国民党「党営事業」の研究』(アジア政経学会)、共著として、『アジアにおける大統領の比較政治学』(ミネルヴァ書房)、『アジアの政治経済・入門[新版]』(有斐閣)、『政党システムの理論と実際』(おうふう)、『北東アジアの市民社会』(国際書院)、『選挙と民主主義』など。

☆専門ゼミ:

 現代中国を中心とした東アジアの政治について学び、政治学の視点から自分の関心のあるテーマについて調査・分析し、考察できるようになることを目指します。3年生前期には、現代中国をめぐる諸問題をテーマとしたテキストと英語や中国語で書かれた補助教材をもとに、中国や東アジアの政治に対する理解を深めていきます。現代中国を取り上げるのは、現在のアジア情勢は中国を抜きにしては語れないからです。3年生後期には、各自の問題意識を掘り下げるとともに、卒業論文の執筆に向けた研究発表に取り組みます。4年生では、報告と質疑応答を繰り返しながら、卒業論文を完成させていきます。

☆ゼミ生の主な卒論のタイトル:

  • 若者の政治的無関心
  • なぜ若者の投票率は低いのか―若者の低い投票率が政治に与える影響
  • 靖国神社参拝問題―中国の視点から考える
  • 中国・農民工が抱える問題―社会保障を中心に
  • 日本における女性の政治的過少代表―制度で女性の政治進出は後押しできるのか
  • マスメディアと安倍内閣
  • 日本の安全保障