鳥谷一生 (とりたに いっせい)

☆主な担当科目:経済学アプローチ、マクロ経済学、金融論、国際経済学

☆専門領域:貨幣金融論、マクロ経済学、国際経済学、国際金融論

☆研究紹介:

「世界の工場」・「世界の市場」として躍り出た中国の人民元「国際化」が、東アジア地域の国際通貨金融秩序にいかに影響を与えるかについて分析し、東アジアの視点から21 世紀のあるべき国際通貨金融システムについて考察しています。

著書として、『国際通貨体制と東アジア「米ドル本位制」の現実』ミネルヴァ書房、共編著『グローバル金融資本主義のくえ』ミネルヴァ書房、共著書として『世界経済 増補改訂版』八千代出版等があります。

☆専門ゼミ:

3 回生前期の演習では、銀行論・証券論の基礎を短期間で学習してもらい、日本の金融経済の歴史と現状について理解を進めて行きます。恐らくこの段階で、金融経済に関する市販の新書程度は独学ができるようになりますし、全国一般紙の金融経済記事について大きく理解が進むものと考えます。3 回生後期の演習では、戦後の世界経済と国際通貨金融システムの歴史について学習します。専門ゼミでのこれらの学習にあたっては、担当する基礎教養科目と専門科目を併せて受講することを義務とします。

4 回生の演習では、卒業論文指導が中心となります。卒論テーマは、担当者の守備範囲であれば、ゼミ生の意向を最大限尊重します。指導にあたっては、テーマに関係する基礎理論の学習を要請すると共に、資料を渉猟して組み立てられた論理の整合性を問い質していきます。

尚、1 年生・2 年生の演習科目では、社会科学・経済学の基礎的文献、現実の経済社会に鋭く切り込んだ評論等を取り上げて、現代社会に関する学生諸君の知的関心を喚起したいと考えています。

ゼミ生の主な卒論のタイトル:

  • 自己資本比率規制の現状-バーゼルⅢの導入にあたって-
  • トマ・ピケティ著『21世紀の資本』について考察したこと
  • タックス・ヘイブンと税の不平等性
  • 近江商人に学ぶ―日本企業の在るべき姿―
  • わが国の税と社会保障のこれからの向かう先は
  • 日本農業の展望-EUの農業政策を踏まえて-