社会調査演習で祇園新橋景観保全啓発キャンペーンに参加しました

社会調査演習の竹安・森久・奥井クラス合同で、祇園新橋景観保全啓発キャンペーンに参加しました。

祇園新橋は重要伝統建造物群保存地区に指定されており、京都の中でも最も京都らしい佇まいを残している地区の一つとして多くの観光客に愛されています。この地区の美しい景観は地域住民の方々の不断の努力によって守られてきましたが、近年の観光客の増加、結婚式の前撮り撮影の流行によって、通路の占拠や周辺家屋の私有地等への侵入などのマナーの著しい低下がみられ、地域住民の生活を脅かす問題となっています。

6月12日、本学地域連携研究センターと祇園新橋まちづくり部との協力のもと、現代社会学部社会調査演習3クラス約40人の学生と地域住民、NPO法人、フォトグラファー有志の方々と一緒に祇園新橋で啓発チラシを配布し、当地域の景観に関する評価の聞き取りを行いました。

祇園新橋の観光スポット 辰巳大明神

 

 

当日はTV大阪、KBS京都、朝日新聞、京都新聞など多くのメディアが取材に来て、聞き取りに奮闘する学生の様子を撮影しました。

 

梅雨入りのため天候が心配でしたが、奇跡的に晴れて爽やかな陽気となりました。

 

聞き取りの様子
外国人観光客にも積極的に声をかけます。

 

観光客への聞き取りは秋の調査実習に向けての良い実地訓練となりました(写真左は森久先生)。

(奥井)

6/11のオープンキャンパス午前担当の水野義之先生です

6月11日のオープンキャンパスでは、「教員との懇談コーナー」があります。教員との距離が近く、気軽に研究室をたずねられるのも本学の魅力のひとつです。学びのこと、資格のことなど何でも質問してください。

午前中を担当する情報システム専攻担当の水野義之先生の紹介です。


水野先生からのメッセージ:

現代社会という「情報」の大海や、「知識」の津波に飲み込まれないようにしたいもの。現代社会学部ではそのための「航海」の方法や、「災害」を生き延びる知恵を学んでほしいと思います。

☆主な担当科目:

情報学アプローチ、社会情報学

☆専門領域:

物理学(素粒子物理、核物理、放射線学など)、情報学(情報教育、社会情報学、放射線シミュレーション研究など)

☆研究紹介:

京都女子大学でやった他大学との共同研究は、動画データベースを扱うe-learning システムの構築と評価(京都大学大学院・情報学研究科との共同研究)、ネットショップシステムの最適化研究(東京電機大学・情報環境学部との共同研究)、地域SNS のデータ分析研究(大阪市大学・生活科学部との共同研究)、福島復興支援(福島各地の住民の方々との共同研究)、新型望遠鏡建設プロジェクト支援(京都大学理学部宇宙物理教室との共同研究)、太陽スーパーフレアに伴う放射線のコンピュータシミュレーション研究(京都大学宇宙総合学研究ユニットとの共同研究)などです。

☆専門ゼミ:

2011年以来、専門ゼミでは福島復興支援をテーマにして、主に「放射線学」と「情報学」の側面から研究をやってきました。「放射線」は目に見えないから興味深い。皆さん知らないだけで、自然には放射線がいっぱいあります。そんな放射線を測定器で見ることが出発点です。「情報学」というのは、社会を流れる「意味」としての「情報」が生み出す「現象学」です。「情報」について考え、よりよい社会や人間のあり方を研究することが目標です。3回生以降の水野ゼミでは、福島復興支援を目的としてきました。3回生の夏にはゼミ合宿、秋には外部イベント企画にも参加して他流試合をやってます。班に分かれて放射線学と情報学の基礎を学んできました。2017年度はもう少し情報系にシフトすると思います。

6/11のオープンキャンパス午前担当の諏訪亜紀先生の紹介です

6月11日のオープンキャンパスでは、「教員との懇談コーナー」があります。教員との距離が近く、気軽に研究室をたずねられるのも本学の魅力のひとつです。学びのこと、資格のことなど何でも質問してください。


12日午前担当の諏訪亜紀(すわ き)です。現代社会専攻所属です。環境学(環境エネルギー論)を専門としています。

太陽光・風力・水力・地熱などの再生可能エネルギーが、もっと開発されるためにはどんな政策が必要か、地域の人々にも喜ばれるエネルギー開発・利用とはどんなものか、といったことについて皆さんと学ぶことができれば幸いです。

主な担当科目: 環境学、エネルギー社会論

専門領域: 再生可能エネルギー政策、比較制度論(EU再生可能エネルギー政策・アジア大気汚染防止政策

担当専攻:現代社会専攻

☆研究紹介

これまでは、主に以下の3つの方向から研究を行ってきました。

第一に、日本の気候変動問題対策について、将来日本が大幅に温室効果ガスを削減するために必要な技術と政策は何か考える研究です。

第二に、個別の再生可能エネルギーが、地域社会に受け入れられる条件を洗い出す研究です。太陽光発電や水力、地熱発電が、地域社会の役に立つためには、そのための制度設計を行う必要があるからです。

第三に、アジアの大気汚染防止を実現するために必要な政策を考える研究です。例えば、アジア諸国では大気汚染が深刻で、車やオートバイの排気ガスが人々の健康に影響を与えています。アジア諸国の(ガソリン精製や車両整備などに関する)ガバナンスのあり方を調べ、日本の海外援助に何ができるかを研究しています。

(詳細は大学サイトをどうぞ)

☆専門ゼミ

ゼミでは、ゼミ生それぞれが立てた「提案」や「仮説」を、様々な手法で検証する方法を取っています。これまでの卒論テーマは、地域の再生可能エネルギー(例:地域の太陽光・小水力発電の開発状況と市民ファンドとの関連、途上国の上水道整備への日本の貢献の検証など)のテーマがありますが、学生さんの希望に応じて国内外の環境技術と政策に関する様々な領域を扱っています。身近なテーマでは、メディアが環境・エネルギー問題をどう扱っているか、というものや、(エネルギーとはちょっと離れますが重要な問題である)ペットの殺処分を削減するために必要な法整備などのテーマもありますよ。

6/11のオープンキャンパス午後担当の城戸英樹先生です

6月11日のオープンキャンパスでは、「教員との懇談コーナー」があります。教員との距離が近く、気軽に研究室をたずねられるのも本学の魅力のひとつです。学びのこと、資格のことなど何でも質問してください。

午後を担当する現代社会学科国際社会専攻の城戸先生の紹介です。今年から新しくできた国際社会専攻や、カナダ・ヴィクトリア大学での研修などを担当していますので、国際社会や留学に興味ある方はぜひどうぞお越しください。


カナダ・ヴィクトリア大学での研修ビラをもって。

11日午後担当の城戸英樹(きど ひでき)です。国際社会専攻所属ですが、「行政学」など現代社会学部全体の授業も担当しています。国際や留学に興味がある人、公務員を目指したい人、現代社会学部についてもっと知りたい人は、ぜひブースに来てください。お待ちしています。

主な担当科目: 行政学、地方自治論
専門領域: 地方自治論、比較政治(日本政治、カナダ政治)
担当専攻:国際社会専攻

☆研究紹介

これまでは、主に以下の3つの方向から研究を行ってきました。

第一に、日本の地方制度改革についての研究です。その中では、どのようにして改革が行われてきたのか、また改革の結果日本の基礎自治体の政策にどのような変化が生じているのかを分析しています。

第二に、日本の市町村合併に関する研究です。この研究では、平成の大合併において合併を行うのかどうかについてどのような要因があったのかを研究しています。

最後に、カナダの政治行政制度に関する研究です。その中では、カナダの地方自治制度や社会政策などがどのようなものであるのかを調べています。

詳細は大学サイトをどうぞ

☆専門ゼミ

ゼミでは、現代の政治や行政に対する理解を深める事を目的にします。そのために、ゼミ生それぞれが関心を持った政治・行政現象が、なぜ、またどのようにして起こったのかを調べていきます。 3回生では、数人のグループで調査研究し成果をまとめ、他大学との合同ゼミで報告を行います。後期には、卒論に向けて各自のテーマ設定を行っていきます。4回生では、ゼミ生が各自で設定したテーマについて調査、分析を行い、卒業論文としてまとめます。 卒論のテーマについては、カナダだけにとどまらず、世界各国の政治・行政にかかわる幅広い領域を想定しています(日本も対象に含めます)。

中道ゼミの香川県志々島宿泊調査

中道仁美先生のゼミ生が、ゼミ合宿中にNHKの番組に観光客として登場しました。その紹介です。


現代社会学部3年生の社会調査演習には宿泊を伴う演習と日帰りの演習があります。
地域社会研究を行っている中道ゼミでは昨年、2016年9月に香川県の志々島で2泊3日の宿泊調査をさせていただきました。
志々島は人口20人程度の島ですが、大楠の樹の保存活動が行われていて、大楠を目指して観光客がやってきます。
調査の時、NHKの取材と重なり、学生たちも協力して、この時は観光客になりました。四国地域の放送でしたが、一部、NHKからインターネットで公開されています。

調査の時に壊れていた鳥居が修復されて、とても嬉しいです。

調査結果は、2月にまとめましたが、就職活動中でもあったので、今夏に現地で報告する予定です。

大楠!

情報システム専攻のためのRuby Girls体験会

既報の通り、現代社会学部の学生さんは、本年度1回生が2回生になる時点から、「現代社会専攻」「国際社会専攻」「情報システム専攻」の3つの専攻を選択することになります

「情報システム専攻」を考えている1回生のために、プログラミング入門の体験講座Ruby Girlを開催します。

詳しくは右のチラシ、およびRubyGirlsホームページをみてください。

また、高校生のためにも、各地の高校でも開催させてもらうこともできます。これも右のチラシをどうぞ。

3専攻それぞれについて、今後このウェブページなどで情報をお伝えしようと考えています。

 

西尾ゼミと学習院大学経済学部の脇坂ゼミとの交流ゼミを開催しました

この度、西尾ゼミは12/10(土)京都女子大学S校舎において、学習院大学経済学部の脇坂ゼミとで交流ゼミを行いました。西尾ゼミから3チーム、脇坂ゼミから2チームが各々の研究を発表し交流を図りました。西尾ゼミの発表内容としては、先日の合同ゼミと同様の「メーカーX社の現状分析と今後の課題」についてです。各チーム、多くの時間を投入して創り上げてきた発表を、胸を張って発表していました。脇坂ゼミの方々の発表においても、「女性の社会進出について」など興味深いものばかりでありました。ゼミにおいて経営学を主に学んできていた学生にとって、様々な物事に目を向け知識を深めていくことの大切さを感じてくれたのではないかと思います。

発表終了後は懇親会をおこない、お互いの大学について、将来についてなど、各々が普段関わることのできない縁を大切に感じながら交流を図ることができました。この交流ゼミはゼミ生の中でもとても貴重な経験として心の中に残っていくのではないかと思います。 最後に、東京から遥々お越しくださった学習院大学・脇坂先生また脇坂ゼミの皆様、ありがとうございました。

 

京都刑務所に行ってきました

嘉本ゼミ生有志と、このたび京都女子大学と提携を結んだ京都刑務所へ10月22日(土曜) 第39回京都矯正展に行ってきました。

犯罪社会学を受講した学生が、少年犯罪の再犯率に着眼し、卒論を書きたいとと言ってきたので、じゃあ、刑務所にGO! 20人でグループになり、受刑者が作業をする場所、お風呂など見て回りました。刑務所で作られた家具なども展示販売されていました。また、保護司の女性たちのグループや、少年鑑別所や法務省矯正局など、普段お会いできない方々が出店されていて、ちょっとした文化祭のような雰囲気でした。

件のゼミ生は、刑務官になりたいと、すっかり魅了された様子。親を説得できそうにないらしいですが。新しい世界を知ると、未来の選択の幅が広がります。

 

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第19回修道夏祭りに社会調査演習奥井クラスがボランティア参加しました

京都女子大学が位置する東山区は古い家屋が多く、高齢化率が32.4%と京都市の中で最も高い都市型超高齢化地域です。社会調査演習奥井クラスでは、この少子高齢化の進行する東山区の地域社会の現状と課題について、統計資料分析や観察、地域の方々のレクチャーなどを通じて勉強をしてきました。

8月27日(土)に東山区修道学区恒例の「修道夏祭りgood-bye summer」が東山総合支援学校校庭にて開催されました。奥井クラス学生のボランティア参加は今年で2回目、今回は昨年参加した4回生2名も応援に駆け付けてくれました。

修道夏祭りは学区が主催するお祭りとしては他に例をみないほど規模が大きく、出し物や屋台も豊富にそろっているのですが、ここに一切業者を入れず地域の有志の方々が手分けをして準備・出店をしていることが特徴です。

奥井クラスの学生は当日朝の仕込み作業からお手伝い。「一生分のから揚げを揚げた~~!」と言いながら、お祭り本番も屋台での販売に奮闘して地域の方々から喜んでいただきました。

後期の社会調査演習では、修道学区自治連合会で活躍する女性役員の方々を対象に、生活史インタビュー調査を実施する予定です。

イカ焼き担当の3回生岩崎香理さん、大西ひなのさん
イカ焼き担当の3回生岩崎香理さん、大西ひなのさん
生ビール担当の4回生岡田七海さん
生ビール担当の4回生岡田七海さん
ヨーヨー釣り担当の3回生滝澤綾子さん  少子化で学校の統廃合が進む東山区ですが、お祭りには近隣の子供たちが集まります。
ヨーヨー釣り担当の3回生滝澤綾子さん 
少子化で学校の統廃合が進む東山区ですが、お祭りには近隣の子供たちが集まります。
日暮れ前からこの人出。
日暮れ前からこの人出。
夜になると提灯と手作りの行燈が幻想的。
夜になると提灯と手作りの行燈が幻想的。
舞台には京都女子大学チアリーディング「GALAXIE」の皆さんも出演。
舞台には京都女子大学チアリーディング「GALAXIE」の皆さんも出演。この写真はまいぷれ下京区・東山区担当の市川涼一氏よりお譲りいただきました。

文責:奥井

環境政策系ゼミ大村真唯さん・加藤愛奈さんが世界学生環境サミットに参加

2016年7月25日から2016年7月29日まで、環境政策系ゼミ(担当:諏訪)の大村真唯さん・加藤愛奈さんがイギリスで開催された世界学生環境サミット(World Student Environmental Summit: WSEN)に参加しました。

今年第9回目を迎える世界学生環境サミット(WSEN)は、今回の担当校であるイギリスのサセックス大学・キール大学の共同開催で世界各国から80名以上の学生が参加して行われました。約1週間に亘るプログラムでは、世界各国の環境問題とその解決に向けた市民参加のあり方を中心に、ワークショップ形式、講義形式等様々な場面の中から学生自身が情報交換し、発信する場が設けられました。

本学からの参加者となった大村さんと加藤さんは、個人プレゼンテーション(琵琶湖の外来種問題の調査報告)、および静岡県の廃棄物対策)を行った後、様々なワークショップ、フィールドトリップに参加しました。英語による専門的な話題に関する議論においてもコミュニケーションを積極的に取り、「国際性とは何か」について深く考えるきっかけとなったようです。 環境政策系ゼミでは今後も世界学生環境サミット(WSEN)等を通じて、国際的な環境政策について考えていく場を設けていきます。

サセックス大学からオックスフォード・マンチェスター方面のバスに乗る
サセックス大学からオックスフォード・マンチェスター方面のバスに乗る。右が諏訪先生。
図1
WSEN開会セレモニー。サセックス大学(ブライトン)
図3
多国籍な学生さんたちと(加藤さん)
図2
多国籍な学生さんたちと(大村さん)
図4
キール大学(マンチェスター)での全体写真