宮下健輔 (みやした けんすけ)

☆主な担当科目:コンピュータ・ネットワークI,同II,ネットワーク運用,情報数学,情報理論

☆専門領域:

情報工学、特にネットワーク運用管理手法に関する研究

☆研究紹介:

本学のネットワークの運用管理を日常的に行っている経験を活かして、より快適でより安全なネットワーク環境を構築し維持するために役立つ研究をしています。例えば数百台のコンピュータを少ない手間で効率良く管理する方法を考えたり、ネットワークの使い心地を定量的に評価して問題点を発見したり、複数のサービスをうまく統合してより使いやすいサービスを開始したりすることなどをテーマとしています。

また近年は、各種センサをネットワークで結ぶことで実世界の様子をデータとして収集しそれらを処理して新たな知見を得るような、いわゆるIoTInternet of Things)とビッグデータを活用することも視野に入れています。

☆専門ゼミ:

私のゼミで学ぶには、スキル科目やクラスタ科目等を通じてIT(情報技術)に関する基礎的な知識とスキルを身に付けておくことが必要です。

2回生の演習から、専門ゼミのための準備になるようなテーマでゼミを開講しています。まずはプログラミングの楽しさを知ってもらうために、ブロックを組み上げることでプログラムが作れるソフトウェアなどを利用して、自分のノートPCで自分の作ったプログラムを動かします。また、手のひらに乗るサイズの小さなコンピュータを使って温度を測ったりLEDを点滅させたりすることで、実世界のデータを利用したプログラムの作り方を学びます。

3回生からは専門ゼミとして、より本格的なプログラミング技法を学んだり、データベースシステムやWWWを利用したアプリケーションの作成など、より実際的な知識とスキルを身に付けます。そのために春と夏に丸野ゼミと合同で合宿を行います。また、学外のIT関連施設を見学したり各種IT関連イベントにスタッフとして参加することで、ITに関するキャリア形成に役立てたり人脈を広げたりします。それらの財産を元に、よりよい社会を創るため、誰かを幸せにするためにITを活用するにはどうすればよいかということを考え、実現できる人を育てたいと考えています。

☆ゼミ生の主な卒論のタイトル:

  • MMDAgentを用いた京都女子大学キャンパス案内の提案
  • 京都女子大学における無線LAN利用動向の分析および昨年度との比較による考察
  • ARtoolkitを用いた電脳メガネの試作
  • インターネットにおける個人情報の発信についての考察と提案
  • Arduinoを用いた無線LAN対応赤外線リモコン兼温湿度ロガーの開発