諏訪亜紀 (すわ あき)

☆主な担当科目:環境開発論、環境政策論

☆専門領域:環境政策 再生可能エネルギー政策

☆研究紹介:

これまで環境問題への対策は、悲劇や犠牲の上に成り立ってきました。今後私たちの社会は、どのようにすれは悲劇や犠牲を回避した政策決定を行うことが出来るか、ということに関心があります。特に、エネルギーと環境の関わりに関心があります。

日本におけるエネルギー政策が環境に及ぼしてきた影響の評価をまず第一義に行っておりますが、同時に、経済の発展に伴いエネルギー需要が増大している開発途上国のエネルギー問題も研究対象としています。再生可能エネルギー政策の研究を通じて、途上国の人々の暮らしを考えていきたいと考えております。

☆専門ゼミ:

3回生のゼミでは国際・国、または自治体レベルの環境政策ついて調べ、議論をしながら学びます。実際の環境政策について事例を分析したものを発表し、政策提言のポイントをまとめます。各自の提言がどの程度意義があるか、実施にあたってどのような障壁があるか、その障壁を乗り越えるためには何か、考えます。発表内容はゼミのメンバーで議論をします。事例研究は、ゼミレポートにまとめます。ゼミメンバーによるコメントはゼミレポートに反映します。なお、 1回生対象の演習では、環境問題を理解するための基礎的な知識を共有してから、国際・国、または自治体レベルの環境政策ついて調べ、議論をしながら学びます。レポートを書く目的・構成なども学ひます。

右が諏訪先生(サセックス大学からオックスフォード・マンチェスター方面のバスに乗る)

☆ゼミ生の主な卒論のタイトル:

  • 京都における太陽光発電の促進に関する制度的枠組みについて―景観法規制緩和を例にして―
  • 環境保全と地域発展の両立に関する考察箕面グリーンロード開発を事例として
  • 環境経営とCSR‐企業の環境コミュニケーションを検証する
  • 太陽光発電促進に向けたアメリカ:ソーラーアクセス権の日本への含意
  • 環境と経済の相互的関係について自転車政策と地域商業振興に関する提言
  • コミュニティエネルギー創造へ:小水力発電を例として