演習IIの受講生がSONY主催のコンピュータ作品コンテストで最終選考に残りました

現代社会学部の授業「演習II」の受講生らは2021年12月、SONY主催のコンピュータ作品コンテストに参加し、最終選考に残りました。

京都女子大学・現代社会学部の演習II(水野ゼミ)の受講生三人、荒木真理恵さん、東千裕さん、新古渚さんら2回生のチームは、SONYが主催したコンピュータ作品コンテストのアイデア部門に、応募しました。そしてファイナリスト(最終選考)に選出されました。以下その報告をします。

このコンテストの正式名称は「Sensing Solutionアイデアソン・ハッカソン2021」でした。主催はSensing Solutionアイデアソン・ハッカソン実行委員会とソニーセミコンダクタソリューションズ(株)の共催です。ここで「アイデアソン・ハッカソン」というのは、作品制作のアイデア提案や作品作りの成果を競い合うという「作品コンテスト」のことです。

今回の「アイデアソン・ハッカソン」のテーマは、「IoTがひらく未来」というものでした。ここで「IoT」というのは「Internet Of Things」の略で、モノやセンサーがコンピュータとインターネットに繋がった状況をいいます。この「アイデアソン・ハッカソン」では、「社会課題を解決」するために、センサーとマイクロコンピュータを利用して、オリジナルのアイデアや作品制作の成果を世に問う、という企画でした。

2021年のコンテストが、その第1回目です。ここでの参加条件は、現時点で実際に利用できるセンサーを使うこと、また利用するマイクロコンピュータはSONYのSpresenseという高性能ワンボードコンピュータ、というものです。今回は全国39の大学、大学院、国立高等専門学校(国立高専)から、100件を超える作品がエントリーされました。当日は、書類選考で勝ち残ったファイナリストの15チーム(アイデアソン5チーム、ハッカソン10チーム)が、オンライン発表会の場で成果を競い合いました。

京都女子大学現代社会学部2回生の荒木さん、東さん、新古さんら三人は、このような作品作りは全く初めての経験でした。そこで作品のテーマを、前年度の受講生だった先輩から引き継いで、「妊婦さん陣痛タイミング予測センサーのプロトタイプ提案とその模擬データ分析」としました。そしてこのアイデアを、今回はさらに具体的な工夫を加えた上で発展させ、プロトタイプ(原型モデル)を制作してデータを収集する段階にまで、完成度を高めることが出来ました。そしてプレゼンテーションのビデオを作成して応募し、最終選考の5チームに残るという結果が得られました。

2021年12月19日の最終選考の結果、受賞した各チームの紹介や講評などは、ここに公開されています。

https://www.sony-semicon.co.jp/info/2021/2021122101.html

作品制作の様子