6月4日、社会調査演習奥井クラスでは、社会福祉協議会より職員の方にお越しいただきました。
社会福祉協議会という名前自体、あまり知らない人が多いかもしれませんが、社会福祉協議会とは地域福祉の推進を図るために設立された社会福祉法人であり、地域住民が安心して暮らすことのできるまちづくりを推進するための様々な活動を行っています。
レクチャーでは、社会福祉協議会の組織概要と社協が取り組んでいる様々な活動についてご紹介いただきました。東山区では学区レベルで見守り訪問活動や居場所づくり、相談や介護予防その他様々な活動が展開されています。孤立しがちな高齢者を地域でサポートする寝具クリーニングや配食サービスなど、きめ細やかな活動の一方で、東山区の地理的特徴がもたらす居場所づくりの地域の偏りや鍵の預かり問題の難しさなど、第一線の現場で活躍されている方のお話から地域の抱える課題の多様さと複雑さを実感するレクチャーとなりました。
奥井クラスでは引き続き東山区の地域社会の現状と課題、そして地域の人々のつながりを作ることの重要性とその難しさについて考えていきます。