「比較政治論」でゲストスピーカーをお招きしました:大阪商工会議所・大阪企業家ミュージアムの上野尚子さん

9月17日は、第1回目の授業でした。比較政治論では「比較」する視点が必要ですが、私たちの多くは「日本」についての知識をもとに「比較」することになります。でも、私たちはどのくらい日本のことを知っているでしょうか?今日の授業では、日本のことを知るということで、明治以降の大阪の発展、日本の発展に寄与した先人のお話を聞いてもらおうと思い、大阪商工会議所大阪企業家ミュージアムの上野尚子さんにゲストスピーカーとして来て頂きました。

上野さんからは、女子学生の皆さんに役立つお話もしたいという有難い申し出を頂きました。授業は、上野さんが大学4回生の時に経験した就職活動のお話から始まりました。当時は、定年にも女性差別があり、男性は60歳、女性は55歳ということが平気で求人票に書いてあったとか、「うちは4年制大学の女子大生は採用しません」ということを企業担当者から言われたとかいう日本の過去と、1985年男女雇用機会均等法制定(翌年施行)、1991年育児介護休業法制定(翌年施行)はしっかり覚えておいてください。

上野さんから頂いた冒頭のメッセージを改めて記します。とても重要なお話ですので、しっかり理解して下さい。

「自分の人生の決定権」は自分で持っておくこと(経済力は大切)

「政治」は、遠くで誰かが“決めてくれるサービス”ではなく、各自が主体性を持って選択するべき事柄。私たちの生活や人生のライフステージに大きな影響を与えるもの

このあとは、五代友厚(数年前の「朝ドラ」で五代ロスが起きました)が初代会頭を務めた大阪商工会議所の紹介、明治以降の大阪で活躍した105人の企業家の資料を展示し「企業家精神」の伝承を目的とした大阪企業家ミュージアムの概要、「企業家とは?」、「企業家精神を表すキーワード」、「近江商人の経営哲学」を学んだあと、個々の企業家のお話に移りました。復習したい人は、是非、大阪企業家ミュージアムを訪れてください。就職活動にも役立ちます。

大阪企業家ミュージアム HP http://www.kigyoka.jp/

*9月28日(土)まで特別展示「企業家たちの珠玉の名言とゆかりの品」開催中

 

文責:戸田真紀子

日本初!オタワ大学大学院生による集中講義が終わりました

京都女子大学(KWU)とカナダのオタワ大学(UO)との協定により、オタワ大学大学院生(博士候補者(Ph.D. Candidate))が講師として現代社会学部の「特講A(Special Lecture A)」(2単位)の授業をするという、日本で初めてのプログラムが今年度から始まりました。京都にいながら、オタワ大学の授業を経験することができます。

1年目に来て下さったのが、ジョアンニ・ベラ(Joanny Belair)さんです。比較政治学・アフリカ入門の授業をして下さいました。欧米の大学では普通のことですが、毎回予習のための課題が出されています。受講生は春に公開されたシラバスに従って、課題を読み、授業を受ける準備を進めてきました。100%英語による授業ですが、ジョアンニ先生はパワーポイントのスライドで写真を使いながら、毎回のテーマについてわかりやすく説明するだけではなく、受講生との対話を重視し、たくさんの例を示しながら、Q&A方式で授業を進めていきます。質問ごとに、受講生が理解しているかどうかを尋ねてくれます。受講生の皆さんも積極的に質問に答えて(もちろん英語で)、密度の濃い授業が行われていました。

オタワ大学大学院生による「特講A」の授業は来年度以降も続きます。2回生以上であれば、現代社会学部の学生は専攻に関係なく受講できます。来年度の講義テーマはまだ決まっていませんが、オタワ大学の授業を経験したい学生さんは是非チャレンジして下さい。

 

文責:戸田真紀子

AWS Educateハンズオン

こんにちは,宮下です. アマゾンという会社は通信販売だけでなくAWSと呼ばれるクラウドコンピューティングサービスを運営しています.AWSを利用すると,クラウド上にサーバやネットワークを必要に応じてサクサクと構築でき,運用できます.ただし,その利用は1分単位,1GB単位などで課金され,計画的に利用しないと大変な支払額になったりしますので注意が必要です. 教育目的に限ってこのようなお金の心配をせずに気軽に利用できるプランにAWS Educateというのがあります.このサービスでは1ユーザあたり数十ドルという上限がありますが,クレジットカードの登録などせずに気軽に利用できるので,サーバ構築やアプリケーション開発などの教育に重宝します.今年度前期の3回生向け授業「データベース」では,実際にこのサービスを利用して実習を行いました. さて,今回はAWS Educateにアカウントを作り,Linuxサーバをひとつ立ち上げ,少し運用して,シャットダウンし,削除するという一連の流れを,ハンズオンという実習形式でAWSの櫻田さんに説明していただきました.受講生は中山ゼミと宮下ゼミの3回生+4回生です.
ハンズオンの様子
3回生はこれから始まるゼミ活動や卒業研究などに活用できる「道具」として,4回生は学生の間だけですが好きに使えるクラウドリソースとして,それぞれ興味津々で実習していました.受講者全員,クラウドやLinuxに本格的に触れるのはこれが初めてという状態でしたが,実習が終わる頃には「これで自己PR文などに『クラウド上にLinuxサーバを立ち上げて運用したことがある』と書けますね」という櫻田さんの言葉に笑顔で応えていました. 現代社会はこのようなクラウド技術抜きでは成り立ちませんし,これからは自学自習にもクラウドが欠かせなくなると思います.このハンズオンがそれを道具として活用するきっかけになれば嬉しいですね.