「フィールド・ワークⅡ」受講生がJEITAからテレビ視聴に関するヒアリング調査を受けました

「フィールド・ワークⅡ(日高クラス)」では、現代のテレビ視聴の実態に関する「オーディエンス・エスノグラフィ調査」の実習を行っています。さまざまなディスプレイ/スクリーンに複雑に取り囲まれた現代の私たちにとって、「テレビを見る」とはどのような行為・意味を指しているのか。調査協力者の自宅でのテレビ視聴の様子を参与観察し、半構造化インタビュー調査とあわせて実態を明らかにしていく授業です。

そんな受講生たちがいつもとは反対に(?)、「どのようにテレビを見ているのか」をヒアリング調査されました。電機メーカーの業界団体であるJEITAのなかで活動している「コンテンツ視聴における未来像検討タスクフォース」のみなさんが10月5日の授業を訪問され、グループディスカッションをとおして受講生の実態を根掘り葉掘り聞き出していきました。

ヒアリング調査では受講生たちは2つのグループに分かれ、タスクフォースの方の司会進行に沿って、テレビ視聴をめぐるさまざまなトピックについて盛んに話をしていたようです。「どうしたら若者はテレビ受像機を必要とするだろうか」といった真面目な議論をしているかと思いきや、一方では質問によっては大きな笑い声も響いており、和やかな雰囲気でヒアリング調査が展開していました。

タスクフォースのみなさんは日本全国の大学をまわって、若者によるテレビ視聴の現状把握とテレビ関連デバイスの未来像についてのアイディアを聞いて回り、報告書のかたちでまとめていくそうです。本授業のプロジェクトとも関心が重なるところもあり、受講生にとっても興味深いディスカッションの時間だったのではないでしょうか。貴重な機会をありがとうございました。

(日高良祐)

環境政策(諏訪)ゼミ 東海国立大学機構と学生対談開催

夏休みに入った2023年8月9日に、東海国立大学機構に属する名古屋大学・岐阜大学の環境報告書編集チーム学生メンバーと、京都女子大学現代社会学部諏訪ゼミの学生による学生対談を行いました。

東海国立大学機構とは、2020年に岐阜大学と名古屋大学の二つの大学が法人統合し、設立された国立大学法人です。東海国立大学機構は、2021年から「環境報告書」を作成しており、今年度の環境報告書の学生企画として、京都女子大学諏訪ゼミの学生との「学生対談」が実施されることになりました。諏訪ゼミでは、大学の使用電力を再生可能エネルギーに切り替えるための検討を行っています。また、昨年11月には、若者向けの再エネイベント「Creating the Change~若者からつくる持続可能な地域・社会~ 大学にいるときできること・大学出たあとできること」(諏訪 – 京都女子大学現代社会学部blog (kyoto-wu.ac.jp))を開催しました。今回の学生対談は、昨年のイベントを通して、私たちの取り組みに関心を持っていただいたことをきっかけに実現しました。

当日は、東海国立大学機構から教職員と学生合わせて11名(ほかオンラインで学生3名)が参加し、本学からは、教職員2名と諏訪ゼミの4回生8名、3回生1名の計11名が参加し、E104を会場に学生対談が始まりました。

まず、自己紹介をした後、東海国立大学機構より、環境報告書や各環境サークルの活動報告がありました。「環境活動を通して、自分の大学のことでも知らないことを知ることができた。始めるのに遅いことはない」という言葉が印象的でした。次に、諏訪ゼミから「大学再エネ化プロジェクト」について活動報告を行ない、私たちの活動や想いを共有しました。その後、各活動報告を踏まえてディスカッションを行い、質問や意見交換、活動を始めたきっかけなどを共有しました。対談後には、プリンセスラインバスの充電施設の見学を行いました。

普段関わることのない他大学の学生との交流は、私たち学生にとって刺激的で、一歩踏み出すことの魅力を再確認する上で大変有意義でした。暑い中、遠方から来校していただいた東海国立大学機構の皆様、ありがとうございました。

(文責:尾上幸)