IT業界&職種研究セミナー

こんにちは,宮下です.少し報告が遅くなってしまいましたが,表記のセミナーを7月6日(水)午後に開催しました.対象は情報システム専攻の学生さんであれば学年を問わず,としました.当日は2回生からM1まで幅広く20人ほどの学生さんが参加しました.対する参加企業はなんと6社もあり,大いに盛り上がりました.

このセミナーはIT業界とそこにある職種について学生さんに知ってもらおうという目的で実施しました.まず当日来ていただく人の職種について参加企業と相談し,エンジニアやセールスなど6種類の職種を決めました.学生さんには聞いたことのない職種の人もいると思い,事前学習としてそれらの職種についてググってもらい,どんな仕事をしている人なのか少し調べてから参加してもらいました.

当日は,まずIT業界全体の概要をNICT(情報通信研究機構)有留由記さんに説明していただき,その後は6つのチームに分かれてそれぞれひとつの企業からその企業の説明や出席している人の職種についての説明を聞き,質問などしながら情報をまとめるという作業を実施しました.このセミナーは他の大学や専門学校等でも実施されているのだそうですが,その際は模造紙(懐かしいですね)を使って情報をまとめているのだそうです.アナログな作業を通じた情報共有が良いとのことで,今回は壁面がすべてホワイトボードになっているS207教室の強みを活かしてホワイトボードに情報をまとめることにしました.各チームで協力して,ペンの色や字の大きさなどに変化をつけたり,イラストなども交えて,普段のPowerPointでのスライド作成とは異なる作業を楽しんでいました.

最後に,各チーム5分ずつくらいのライトニングトークで,まとめた情報を発表してもらいました.どのチームも的確に情報を捉え,わかりやすくまとめていました.1チームにつき1つの職種について調査したことが,最後の発表会で全員に共有されました.これからの生活にこれらの知識を活かしていってもらえればと思いますし,特に就職活動などには役立つのではないかと期待しています.どの学生さんもとても楽しそうにしていたのが印象的でした.

今回お声がけいただいた有留さん,参加してくださった企業6社の皆さま,ありがとうございました.

OG座談会

こんにちは,宮下です.先日「情報学アプローチ」(1回生前期選択科目)の特別講義として,OG座談会を実施しました.

この「情報学アプローチ」は1回生向けに情報科学や情報工学を含む広い意味での情報学全般について概説する授業です.また,私が学術的な話をするばかりでなく,ネットワンシステムズ株式会社のご協力を得て,「現代社会とIT」や「現代社会における情報セキュリティ」など,社会との関わりの中でITを理解することにも力を入れています.

今回その一環として,ネットワンシステムズ株式会社で活躍中の卒業生を中心とした女性たちに集まっていただき,ハイブリッド形式で座談会を開催しました.大学生の頃はどんな授業を履修してどんな生活をしていたとか,どこのゼミに所属していたとか,IT企業に興味を持ったきっかけや就職してからのあれこれなど,いろいろなことについてお話をいただきました.就職してから「学生のときにこんなことをしておけばよかった!」と思ったことや「学生のときのこんな経験が就職してから思わぬところで役立った!」など,大学生活を始めたばかりの1回生にはとても興味のある事柄が多かったと思います.

当日の様子

当日は本学で最大規模のB501教室が半分くらい埋まる程度の学生さんが参加し,最後に学生さんからの質問が出たり,降壇したOGたちにいくつか質問している学生さんがいたり,と大盛況でした.オンラインで参加した学生さんもたくさんいました.

さらに,就職活動に興味を持つ2回生以上に向けた座談会も(教室のすぐ外でこぢんまりと)開催されました.これは予め情報システム専攻の各ゼミに声をかけて,興味のある学生さんたち(2回生や3回生)に集まってもらいました.こちらもハイブリッド形式で,より実践的な就職活動やIT業界の話題で盛り上がりました.

上級生向け座談会の様子

昨年度は同様の座談会を,予め収録した動画をオンデマンド配信する形で実施しましたが,やはりリアルタイムに開催する方が盛り上がることがよくわかりました.普段の授業と異なる時間帯(オンデマンド形式なので「普段の時間帯」は特にないのですがw)に集まってくださった学生さんたちに感謝します.これからの大学生活をより良くするために少しでも役に立てれば嬉しい限りです.また,多大なご協力をいただいたネットワンシステムズ株式会社に感謝します.ありがとうございました.

さくらインターネット見学会

歓迎の看板
歓迎の看板

6月27日(水)午後から中山ゼミと宮下ゼミの3回生(総勢20名)がさくらインターネットにお邪魔し,施設見学とオフィス見学をしました.さくらインターネットは大阪に本社があり,クラウド事業やレンタルサーバ事業,データセンター事業などを展開する大手IT企業です.

見学会ではまずデータセンターを見せていただきました.データセンターには自社のサーバだけでなく顧客のサーバもあり,24時間/365日止まらないサービスとして運用管理されています.最初にスタッフの方から「データセンターとは何か」「データセンターの役割」「データセンターの運用」など基本的なことを説明していただき,その後実際のデータセンターを見学しました.場所は秘密ですが,大きなビルの複数のフロアを占める規模でした.

データセンターの説明をお聞きしました
データセンターの説明をお聞きしました

このようなデータセンターは大阪だけでなく,東京や北海道にもあるそうです.北海道にあるのは特に規模の大きな施設だということでした.

次に大阪本社まで移動し,オフィスを見学しました.オフィスはグランフロント大阪のビルの35階にあります.最初に通されたエリアはおしゃれな飲食店のような雰囲気でした.ここでさくらインターネットの事業内容についての説明をお聞きし,エンジニアとして働いている男性の方とヘルプデスクやデザイナーとして働いている女性の方のお話を聞きました.お二人ともとても楽しく仕事をされていて,しかも仕事に必要な勉強も仲間と一緒に続けているということがわかりました.

おしゃれなオフィスでした
おしゃれなオフィスでした

その後,オフィスをぐるっと一周するツアーがあり,まだ何も置かれていない「余白」のエリアと,たくさんの方が実際に働いているオフィスの両方を見せていただきました(喫煙コーナーでお一人だけ休憩されていた方を20人の女子大生がジロジロ見るというシチュエーションも発生しましたw).

タルト!
タルト!

最後に,社員さんを交えて3〜4人ずつのテーブルに分かれて座談会のように意見交換する機会がありました.飲み物と,なんとキルフェボンのタルトが提供され,皆さんどよめきました.この(良い意味で)雑談の時間もとても有意義で,ざっくばらんに私たちは会社やIT業界のことを,社員さんは大学生のことを聞いて活発に情報交換できたように思います.社員さんが誰一人スーツ姿でないことや,ITに関する社内勉強会をしていたり定時退社で自分の時間を大切にしていたりすることなどを見聞きして,大変勉強になりました.

さくらインターネットの皆さん,ありがとうございました!

NTT西日本施設見学

こんにちは.宮下です.

2月5日(月),うちのゼミと中山ゼミの3回生がNTT西日本京都支店にお邪魔して,施設を見学しました.この見学会はいつも前期終了直後くらいに催しているのですが,昨年は台風接近により大事をとって中止したため,この時期の開催となりました.かれこれ5年以上になりますが,冬に見学したのは初めてです.

詳細な内容は諸般の事情(主にセキュリティ的な理由)で書けないのですが,NTT西日本京都支店にある通信設備や電源設備,それにインターネットそのものやネットサービスを提供するための設備についてじっくり見学しました.最初に電話やネット通信のための施設・設備の概要を説明していただき,その後実際に現場へ出かけてそれぞれが稼働している様子を見ました.見せていただいた施設にはヘルメット着用でないと入れない箇所もあり,下の写真のように全員がそのような格好をしています.とてもヘルメットが似合う学生さんもいて盛り上がりました.

ヘルメット着用で見学
ヘルメット着用で見学

中山ゼミと宮下ゼミでは毎年このような施設見学をゼミの一環として実施しています.就職してしまうと他の会社の設備など見られなくなりますから,こういうのは学生の特権かと思います.興味のある学生さんはぜひうちか中山ゼミへ配属希望をお願いしますw

今回の見学会ではNTT西日本京都支店の皆様に大変お世話になりました.ありがとうございました.

CTFに入門しました

こんにちは,宮下です.

今週のゼミでは株式会社LACにご協力いただき,ゼミの3回生の皆さんにCTF入門編で楽しんでもらいました.

CTFとは
CTFとは

CTFというのはCapture The Flagの略で,自分のチームのサーバ内にある旗を守りつつ相手チームの旗を奪うために攻撃する,情報セキュリティの知識とスキルを総動員して戦うゲームです.頻繁に世界大会が開かれ,セキュリティのプロたちが動向を見守る「ガチ」の世界にいきなり足を踏み込むのはアレなので,今回はクイズ形式で入門してみよう,という企画です.

情報セキュリティに欠かせないITやセキュリティの知識とスキルを試す問題が分野別に複数用意され,正解すると難易度に応じた点数が得られます.最初に30分ほど説明をしていただき,その後競技開始です.

個人戦で得点を競います
個人戦で得点を競います

問題は,ボタンを時間内に連打するものや提示された写真の撮影場所を特定するものなど「軽い」ものから,与えられたファイルやネット上の通信内容を解析してそこに埋め込まれているキーワードを探し出すような本格的なものまで多岐に渡ります.また,バッファオーバフローやSQLインジェクションなど典型的な脆弱性を攻撃することで正解が得られる問題もあります.

協力して問題を解くこともあります
協力して問題を解くこともあります

ゼミは,誰かが正解すると問題サーバが「フラグゲット!」と叫び,その問題を誰よりも早く正解した人にはボーナスが付くなどの工夫によりとても盛り上がりました.当初は2時間ほどの競技時間を見込んでいたのですが,あまりの白熱ぶりに1時間延長したほどです.

とても盛り上がりました
とても盛り上がりました

最後にいくつかの問題の解説があり,解けなかった問題や勢いで正解できたけど理屈がわからない問題など,学生さんからの質問に答えていただきました.株式会社LACの谷口さん,八尾さん,ありがとうございました.

情報プログラム修了証授与式

こんにちは,宮下です.

11月8日(水)昼休みに,情報プログラム修了証授与式が挙行されました.

情報プログラムとは,本学部のカリキュラムで情報クラスターよりさらに進んだ専門性を身につけるための科目群です(参考ページ).「ここは情報工学科か?」と思うような専門科目群6科目のうち3科目以上の単位を習得します.そして,指定された資格のうち1つ以上を取得すると学部長名の修了証が発行されます.

今回,丸野ゼミの3回生の2名(偶然ですが,どちらも平尾さんというお名前です)が上記の資格の1つである Ruby Association Certified Ruby Programmer Silver を取得し,情報プログラム修了証が授与されました.

平尾さん,平尾さん,おめでとうございます.これからの活躍を期待しています.

公開講座「情報セキュリティ業界で活躍する女性を育てること」を実施しました

こんにちは,宮下です.

11月3日(金),大学祭の最中に現代社会学部公開講座「情報セキュリティ業界で活躍する女性を育てること」を開催しました.これは人手不足と言われているIT業界の中でも特に重要な情報セキュリティ業界においてもっと女性に活躍してもらいたいと思い,その問題意識を共有する講師による講演会としました.

宮下の講演
宮下の講演

まず1人目(前座としてw)本学から私が話しました.話題提供に加えて本学部の(とりわけ情報システム専攻の)カリキュラムを紹介して,情報セキュリティ業界で活躍する女性を育て続けていることを話しました.

猪俣先生の講演
猪俣先生の講演

次に東京電機大学教授の猪俣先生より,「グローバルに活躍できるセキュリティ人材とは〜5つのタネ〜」と題して,世界で活躍するセキュリティ人材を育てることについてお話をいただきました.猪俣先生は生駒にある奈良先端科学技術大学院大学の客員教授でもあり,日本の情報セキュリティ業界を取りまとめているJPCERT/CCの理事でもあります.さらに,本学部の情報クラスター科目である「情報セキュリティ」を非常勤講師として担当していただいています(なんと贅沢なw).

松崎先生の講演
松崎先生の講演

3人目は長崎県立大学教授の松崎先生にご登壇いただきました.長崎県立大学には昨年4月に日本初の情報セキュリティ専門学科が設置され,松崎先生はそこの設立メンバーとして教壇に立たれています.松崎先生には情報セキュリティ学科のカリキュラムや施設をご紹介いただきながら,情報セキュリティ業界の幅広さや多様さについて,そこで活躍するための基礎となる暗号技術やITについてお話しいただきました.

東さんの講演
東さんの講演

そして最後はトレンドマイクロ株式会社の東さんに,実際にセキュリティ業界で活躍している女性としてご講演いただきました.東さんは奈良先端科学技術大学院大学に猪俣先生が所属されていた頃の卒業生であり,「情報セキュリティ業界で活躍する女性」の実例です.東さんには「セキュリティの楽しみ方」というタイトルで,大学生〜大学院生のときの経験から社会人になって2社目という現在のご所属に至るまでご自身がどんな風に「楽しんで」きたかということを,本当に楽しそうに語っていただきました.

当日ご参加いただいた皆さんには楽しんでいただけたでしょうか.何か1つでも,これからの暮らしに役に立てば幸いです.末筆ながら,講師の方々をはじめ公開講座開催までご協力いただいたすべての方に感謝します.

オープンソースカンファレンス京都2017に参加しました

OSC Kyoto 2017
OSC Kyoto 2017

こんにちは,宮下です.

やや旧聞に属しますが,8月4日と5日の2日間,京都リサーチパークでオープンソースカンファレンス京都(OSC Kyoto)が開催されました.

オープンソースというのはアプリケーションの元となるソースコードをオープンに(公開)することで,インターネット発展の基礎となる考え方です.このイベントは全国津々浦々で毎月のように開催されている,オープンソースに共感する人たちのお祭りです.OSC Kyotoは今年で11回目を迎え,それまで実行委員長を務めていたノートルダム女子大の吉田智子先生から私がバトンを引き継いで初めての開催となりました.

このイベントには毎年,京都市内の大学生を中心としたローカルスタッフが集い,イベント運営のお手伝いやブース出展をしています.今年は私のゼミの3回生と4回生がたくさん参加しました.学生のうちにこのようなイベントに携わることで数多くの「人生の先輩」と知り合うことができ,人脈がぐっと広がります.また,IT業界にとっても若い学生たちに早いうちから親しみを感じてもらうことができ,双方にメリットが多いのです.

また,昨年に引き続き今回もゼミの4回生が卒業研究のデータを集めるためにブース出展しました.今年は,Computer Science Unplugged(コンピュータを使わないコンピュータサイエンス)のテーマとして有名な “Marching Orders” を少しアレンジして実際にOSC Kyotoの来場者に体験してもらい,アンケートとの相関をまとめるというものです.おかげさまで大量のデータが集まったので,今はその整理に忙殺されているようです(彼女は「情報」の教員免許取得を目指しているので教育実習の最中でもあります).

当日の様子は私のゼミの3回生が書いたレポートに詳しいので譲ります.ぜひご覧くださり,もし興味がありましたら次回ご参加いただければ幸いです.

小学生向けプログラミング教室開催

7月29日(土)午後,付属小学校の小学生を対象にしたプログラミング教室を開催しました.内容は低学年向けに「マウス操作に慣れよう」「Scratchで猫とボールを動かそう」というテーマで1時間ずつ,高学年向けには同じくScratchを使った練習課題と自由制作でした.インストラクターを務めたのは丸野ゼミの4回生たちです.

1年生〜3年生は合計50人弱が参加してくれました.PCに触るのはこれが初めてという子もいるので,最初はマウス操作に慣れることから始めました.インストラクターの説明に合わせてクリックしたり,ドラッグしたりすることに慣れました.

低学年クラスの様子
低学年クラスの様子

その後,Scratchで猫とボールを動かすプログラムに挑戦です.皆さんとても上手に操作していて,中にはスイスイと作る子もいました.最後の方は余った時間で自由にプログラムを改良して楽しみました.特に「音を鳴らす」ことが大人気で,教室中に猫の鳴き声が響いていました.

高学年クラスの様子
高学年クラスの様子

4年生と5年生は合わせて20人弱でした.こちらはマウス操作も慣れたもので,Scratchで次々に作品を作り上げていました.このクラスでも丸野ゼミの学生を中心に,子供たちのScratchの質問に答えていました(実は試験期間中でスタッフが足りず,史学科や音楽,心理の学生さんにも声をかけて来てもらいました).

どちらの教室でも,家で続きを楽しめるように,Scratchのサイトにサインインするときのユーザ名とパスワードをメモした紙を最後に持って帰ってもらいました.

あっという間の2時間でしたが,笑顔や歓声,拍手があちこちから聞こえ,参加した子供たちは楽しんでいたように見えました.ご協力くださった付属小学校の先生方に感謝します.ありがとうございました.

この夏,KWU小学生プログラミングコンテストが開催されます.楽しい作品が作れたら,ぜひご応募ください!

IOTS2016に参加しました

情報処理学会に「インターネットと運用技術研究会」(略称:IOT研究会)があり,毎年「インターネットと運用技術シンポジウム」(略称:IOTS)を開催しています.IOTSでは広くインターネットと運用技術にをテーマとした研究発表や招待講演,パネルディスカッションなどが2日間にわたって行われ,同時にIT企業による製品展示やデモンストレーションも実施されます.

本学部教員の宮下や中山がIOT研究会に所属している縁で,2009年(第2回)以来,このIOTSにネットワークを学ぶ学生が参加し,会場のネットワークを構築・運用しています.昨年からはこれを人材育成の場と考え,複数大学から学生を募集して作業することにしました.今年のIOTS(IOTS2016)には,大分大学,広島大学,広島市立大学,京都女子大学の学生や大学院生が計7名(うち3名が女性)集まり,会場ネットワーク構築と運用に従事しました.本学部からは宮下ゼミ3回生の山内佳奈さんと山崎友梨奈さんが参加しました.

実施のおよそ1ヶ月前に連絡用メーリングリストが作られ,ネットワーク担当の実行委員や学生さんが様々な情報交換をしながらネットワークの設計を進めました.そして開催前日に現地(福山大学)入りし,会場設営と同時にネットワーク構築を開始しました.

ルータ設定中
ルータ設定中

本学部の学生さん以外は工学部情報系学科や情報系研究科所属ですが,実際のネットワークを構築するという点では専門や大学の垣根を越え,全員でUTPケーブル作成やルータの設定など協力していました.特に今年は前夜祭に学生さんが全員参加して仲良くなっていたのが印象的でした.

UTPケーブル作成失敗
UTPケーブル作成失敗

今回はメイン会場を本学部と大分大学の学生さんで,企業展示会場を広島大学と広島市立大学の学生さんで担当し,それぞれが事前に作成した設計にしたがってネットワークを構築しました.いくつか小さなトラブルがありましたが,大きな問題はなく,2日間にわたり150人ほどの来場者にネットワークを提供することができました.また,2日目夕方には「学生パネルセッション」として,今回の構築作業に参加した学生さんに体験を語ってもらい,会場の研究者やエンジニアと意見交換する場を設けました.

学生パネルセッション
学生パネルセッション

いわゆる「イベントネットワーク」(短期間のイベントのためのネットワーク)を構築することには,長期間にわたって利用される設備としてのネットワークを構築するのとは違う難しさや楽しさがあります.このような展示会も含むイベントの場合は,最新技術や最新機器に触れる貴重なチャンスでもあります.学生さんたちには今回参加したことでたくさんのことを学び,将来に活かしていただきたいと思っています.