現代社会学部国際研修プログラム委員会主催の「カナダ・
前半は、来春、ビクトリア大学で、「
後半は、現代社会学科独自の留学プログラムの説明を行いました。
当日参加できなかった人、質問がある人は、
*国際研修プログラム委員会(松本・城戸・鳥谷・松田・戸田)
(文責 戸田)
京都女子大学現代社会学部教員のblogです。
現代社会学部国際研修プログラム委員会主催の「カナダ・
前半は、来春、ビクトリア大学で、「
後半は、現代社会学科独自の留学プログラムの説明を行いました。
当日参加できなかった人、質問がある人は、
*国際研修プログラム委員会(松本・城戸・鳥谷・松田・戸田)
(文責 戸田)
2017年9月26日 朝日新聞大阪本社版朝刊の記事特集「まなビバ!」にて、京都女子大学の
小学生にプログラミングを教えるコーチとして参加した学生たちは人に教えることの難しさを感じたようですが、小学生からは「説明がわかりやすくて簡単にできた。もっと難しいものを作ってみたい」と好評でした。
情報系ゼミでは学生自身がプログラミングを学ぶだけなく、プログラミングを教える活動もしています。小学生向け、高校生向け(RubyGirls)、一般向け(Rails Gilrs)の教室を行っています。
http://52.175.151.236/blog/?p=878
9月11日・12日に江口3回生ゼミと4回生ゼミで合宿に行ってきました♪今年の合宿の行き先は兵庫県の湯村温泉です。
温泉までの道中では、鳥取砂丘にも立ち寄りました。リフトから降り立って砂丘に到着!
足の裏から伝わる砂の感触を楽しみながら、砂丘のてっぺんを目指して歩きました。
砂丘と先生の姿のコントラストが絵になります。
砂丘のてっぺんに到着!見渡せる広大な景色にみんなのテンションも上がります!
そして、宿泊先のある湯村温泉に到着!
みんなで真剣に勉強したあとは、お待ちかねの夕食の時間です。
ゼミのみんなで乾杯!
わたがしに夢中になるゼミ生を発見!
自然豊かな湯村温泉ならではの新鮮なお魚やお野菜を使った料理を食べて皆ごきげんに。
その後はみんなでトーナメント形式のゲーム大会を開催して、大いに盛り上がりました!強者揃いの激戦でゲームは白熱!ゼミの仲間を応援する声が部屋に響きわたっていました。
次の日にはゆっくりと湯村温泉の名所を散策。荒湯で温泉たまごを作って食べたり、川沿いの足湯につかってのんびりしたりと温泉を満喫しました!
あつあつの温泉たまごが完成!
温泉たまごを食べる前に愛でているゼミ生もいました。
足湯につかって癒されながら、笑顔でポーズ!
3回生と4回生と先生でたくさんの楽しい思い出を作ることができた合宿でした!
江口ゼミ4回生 野村
ポルトガル船によって「発見」される以前から、台湾にはそこに暮らす人たちがいました。現地では「原住民」と呼ばれている人たちです。台湾の人口に占める割合はわずか数%ですが、16の民族が「原住民族」として現地の政府に認定されています。
私たちは、台南から台湾鉄路(在来線)を使ってさらに南下して屏東に向かいました。屏東県は台湾の最南端に位置しているため、台北から屏東まで台湾を北から南まで縦断したことになります。私たちが目指したのは、屏東県の山地門にある国立施設「台湾原住民族文化園区」です。ここでは、パイワン族(排湾族)、ブヌン族(布農族)、アミ族(阿美族)のスタッフの方や大学生の皆さんが、私たちを出迎えてくださいました。
台湾の「原住民族」の歴史、文化や習俗を紹介した施設の参観や、さまざまな体験活動を通じて、台湾社会には多様なエスニック・グループが共存していることを知り、それぞれの文化的特徴についても学ぶことができました。とくに台湾の先住者である「原住民」の視点からの歴史の語りは、たいへん刺激的であり、多くのことを考える機会となりました。
3人の大学生の皆さんとは、お昼のお弁当を一緒に食べたり、さまざまな体験活動に参加したり、一日中いっしょに過ごしました。
同じ世代の「原住民」の若者たちと交流できたことは、とても貴重な経験となりました。漢字表記の名前と「原住民」の母語による名前という、まったく異なる2つの名前を持っていること、中国語ではコミュニケーションが可能であっても、それぞれの母語で話すとお互いにまったく理解できず、まるで外国語を聞いているようであること、などなど・・・3人の口から飛び出す話は、日本人には普段経験がない(それゆえに容易に理解できない)話ばかりで、もう驚きの連続でした。
早朝に台南を出発して、また台南に戻ったのはその日の夜のことでした。なかなかハードな一日でしたが、「原住民」の「朋友」(ともだち)たちのおかげで、とても充実した一日となりました。非常感謝!
(つづく)
今年度の多文化理解実習(台湾)では、台南、屏東、台北の三都市を7泊8日の行程で回りました。今回は、前半の台南と屏東での活動について報告します。
(1)台南―歴史の足跡をたどる
台湾が「歴史」の舞台に登場するのは16世紀、大航海時代のことです。日本に向かうポルトガル船が台湾を「発見」したことがきっかけといわれています。以後、オランダ(東インド会社)、それに続く明の鄭氏と清朝、19世紀末からの日本(大日本帝国)まで、台湾は度重なる外来勢力による統治を経験してきました。そうした歴史が先住者と外来者との複雑な関係を生み出し、多様なエスニック・グループが共存する社会をつくりだしたのです。
台湾の「歴史」の幕開けの地となったのが、台湾南部の都市・台南です。オランダの東インド会社が拠点を築いたことに始まり、台湾の複雑な歴史が凝縮されています。私たちは、市内の国立台湾歴史博物館で台湾の通史を勉強したあと、街中を歩き回って(ときには市バスにも乗って)歴史の足跡をたどりました。オランダ統治時代の城跡である安平古堡、赤嵌楼をはじめ、鄭成功ゆかりの鄭成功廟や鄭氏家廟、中国大陸の文化を色濃く残している大天后宮や孔子廟、そして日本統治時代の建造物を利用した国立台湾文学館などを訪ねました。どれもその時代を問わず、台湾の歴史の一部分を象徴する遺産として、台湾の人々によって大切にされていることがわかりました。
赤崁楼(プロビンティア城跡)。オランダ東インド会社が建てた当時は、右の写真のようなかわいらしいお城だったそうです。
高く積まれているのは「金紙」と呼ばれるお供えもの(おカネ)です。金紙はお供えする神様によって種類も値段もちがいます。
台湾や世界の文学作品を集めた国立台湾文学館。日本統治時代の台南州庁の建物を修復したものです。台南には日本の植民地時代の建物が数多く保存されています。
台南は「小吃」でも有名です。小吃とは夜市や街角の屋台、大衆食堂などで食べられる台湾料理のことです。安くて美味しいのが魅力ですが、とくに台南の小吃は種類も豊富で、ここでしか味わえないものがあります。「食文化を通じて台湾を理解しよう!」をモットーに、台南での活動の合間や食事時には、いろんな小吃を食べ歩きました。
台湾の夏といえば、マンゴーです。台南はマンゴーの産地としても知られています。夕食後には老舗のフルーツパーラー「莉莉水果店」で、最高級品種のマンゴー「愛文芒果」のかき氷を堪能しました!
第20回修道夏祭りに社会調査演習奥井クラスがボランティア参加しました。
社会調査演習奥井クラスでは、今年度も京都女子大学が位置する修道学区の夏祭りにボランティア参加しました。
8月26日(土)に開催された「第20回修道夏祭りgood-bye summer」。
例年台風や雨を心配しながらの開催でしたが、今年はめずらしく気持ちの良い快晴となりました。
奥井クラス3回生は当日朝から準備作業のお手伝い。
例年仕込み作業の山場は50キロのから揚げです。
今年から揚げを担当してくれたのは、青田なな子さん
稲益かおるさん。二人ともお疲れさまでした!
会場設営の様子
ヨーヨーづくり
屋台のお手伝い。
一番人気の焼きそばブースを担当した南澤真衣さん。
お手伝いのご褒美に1人1枚のチケットをいただきました。
皆さんお疲れさまでした!!後期実習では京女周辺のお宅に訪問アンケート調査を実施します。
③ナイアガラ地方
オタワからVIA鉄道と車を乗り継いで、ナイアガラ地方に行きました。カナダと聞けばナイアガラの滝が連想されるかもしれませんが、ナイアガラには年間1500万人もの観光客が訪れる観光地になっています。また、同時にナイアガラはカナダとアメリカの国境に位置し、橋を渡って両国間を行き来することができます(入国審査はちゃんとあります)。
翌日は、北米イギリス植民地時代にアッパー・カナダの首都がおかれていたナイアガラ・オン・ザ・レイクという街を訪問しました。この町には現在でもイギリス風の街並みが残っています。
④トロント
いよいよ旅の最終目的地トロントに到着しました。トロントでは、トロント本願寺を訪問し、カナダにおける浄土真宗の現状や日系人コミュニティについての話をうかがいました。日系人社会では、代を重ねるにつれ日本語を話せる人が減っており、お
勤めも英語と日本語で行われていることなどを知りました。
さらに、トロント大学では、政治学部のRodney Haddow教授と面談し、カナダ社会について英語で質疑応答を行いました。カナダの二言語政策、難民や移民の受け入れ、女性の社会参加など幅広いテーマがでました。ネイティブの英語のスピードを知るという点でも意義深い面談になったと思います。
今年度の多文化理解実習(カナダ)は、やや寂しい参加者数でしたが、その分密度の濃い研修になったのではないかと思います。日本でも移民の受け入れなどが議論される中で、多くの移民や難民を受け入れているカナダ社会の実情に触れることができました。また、英語で会話する機会も多くある中で、自分の意見を十分に伝えられないもどかしい経験もしました。自由に意思疎通を図るために、今後外国語を学ぶモチベーションを高めることもできたと思います。
今年度の多文化理解実習(カナダ)では、モントリオール、オタワ、ナイアガラ、トロントの四都市を10泊12日の行程で回りました。今回は、前半のモントリオールとオタワの報告です。
アメリカ経由で夜中にモントリオールに着きました。カナダは英語圏という印象があるかもしれませんが、カナダの公用語は英語とフランス語の二言語政策を取っています。その中で、モントリオールはカナダ第二の都市で、フランス語が話されている都市としては世界第3位の人口を誇ります。町の標識もフランス語のみで、通りを歩いている人の多くもフランス語で話しています。
モントリオールでは、ノートルダム大聖堂などカトリック系のフランスの影響を受けた建物や街並みを見て回りました。
モントリオールからバスに乗ってオタワに移動しました。カナダの首都オタワは、英語系のオンタリオ州に位置していますが、川を挟んだ対岸はフランス語系のケベック州になっています。1本の橋を渡っただけで、道路標識も英語からフランス語に変わります。
オタワは、首都ということで政府機関が多く集まっており、連邦議会議事堂の見学などを行いました。
また、オタワでは在カナダ日本国大使館を訪問しました。訪問では門司カナダ大使から外交に関するお話をうかがったほか、政務担当の時田参事官、仲村専門調査員から、カナダ社会や日加関係についてレクチャーを受けました。普段は接することの少ない外交の現場のお話や外交官として働いている方の思いなどをお聞きすることができ、大変勉強になりました。
(城戸)
2017年6月に、環境政策系ゼミ(担当:諏訪)の2回生 片山怜奈さんと野村明日香さんが「核兵器禁止条約に関する諸外国出身者の意見」について調査を行いました。
日本は世界で唯一の被爆国であり、核兵器の非人道性を世界に訴えてきました。米国の現職大統領として初めて、バラク・オバマ氏が被爆地、広島を訪れてから1年が経つ一方、核兵器禁止条約案が国連で議論されています。しかし、核兵器禁止条約について、日本政府は慎重な態度を崩していません。お二人の調査は、このような日本政府の立場が、諸外国出身者にどのようにとらえられているかを把握しようとするものです。
調査の方法として、片山さんと野村さんは、多くの外国人観光客の集まる花見小路・八坂神社周辺の外国人20名に直撃インタビューを行いました。インタビューにあたって、「核兵器禁止条約に関する情報を準備し、英語で質問を行いました。対象者の出身地は、核保有国であるアメリカ・フランス、非保有国のオーストラリア、韓国、デンマーク、スペイン、タイ、ドイツ、ネパール、イタリアなどでした。
インタビューの結果、諸外国出身者の人々から、核兵器禁止条約に賛成する意見や、理念には同意するものの条約の実効性に疑問を持つ声などさまざまな意見を得ることができました。また、日本が条約に否定的であることを初めて知った外国人の多さも浮き彫りになりました。さらに、日本の役割に期待しつつも、国際政治の中でアメリカに追随せざるを得ない状況に、諦めに似た理解を示す人もいたそうです。
片山さんと野村さんは、インタビュー準備段階でいろいろ学ばなければならないことがあり大変だったそうですが、外国人観光客の方も快くインタビューを受けてくださり、スムーズに進めることができたそうです。環境政策系ゼミでは今後も片山さんや野村さんのように、究極の環境破壊である戦争や、その対極としての平和構築の問題に取り組む学生さんを応援していきます。
(諏訪)