現社の中田兼介先生のクモの研究が『ナショナル・ジオグラフィック』誌で紹介されています。日本語版でも出ました!
「メスの交尾器を破壊するクモ、日本でも発見」
京都女子大学現代社会学部教員のblogです。
現社の中田兼介先生のクモの研究が『ナショナル・ジオグラフィック』誌で紹介されています。日本語版でも出ました!
「メスの交尾器を破壊するクモ、日本でも発見」
京都女子大公式facebookからの転載です(「いいね!」おねがいします)。下のはもちろん現代社会学部の学生さんも参加しています。
3月のオープンキャンパスは3月20日、日曜日です。どうぞご訪問ください。
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本学学生が『non-no』編集部のサポートを得て制作したミニマガジンが完成しました。
平成27年度より広報活動の一環として実施している『ミニマガジン制作プロジェクトsupported by non-no』は、30名の学生が1年間、『non-no』編集部のサポートを得ながら、京都女子大学の魅力を伝える1冊のミニマガジンを制作するプロジェクトで、企画・撮影・編集といった雑誌編集の全工程を学びながら、プレゼンで採用された企画を学生自らが取材や執筆を行い、ついにそのミニマガジンが完成しました。
完成したミニマガジンは、3月からオープンキャンパスで配布しますので、是非オープンキャンパスにお越しください。
また『non-no5月号』にも今回のミニマガジンの詳細が掲載されますので、書店やコンビニなどでお買い求め下さい。
3/15に全学の卒業式と学部卒業パーティーが開かれました。みなさんご卒業おめでとうございます。今年も元気に巣立っていってくれて教員一同喜んでいます。
卒業式は体育館で行なうのですが、5学部の卒業生全員は入りきらないので2学部と3学部に分けて2回やります。着物に袴の人が多いですね。レンタルで選ぶようで、秋ぐらいからいろいろ手配しているようです。
学長や理事長の式辞、卒業生代表の挨拶などがあります。この卒業式で代表して卒業証書もらったり式辞を述べたりするのはたいへん名誉なことです(内緒ですが、誰がもらうかっていうのは、だいたい学生さんにとって一番大事なアレで決まります。どの学部が式辞述べるかは持ち回り)。あと各種称号授与なども。
せっかくのお着物なのでこんなふうに集ってみんなで写真とるゼミが多いです。これは東元先生のゼミ。みんなグッドな笑顔でいいですね。
こっちはずっと勉強していたS校舎で取った竹安先生のゼミです。卒業証書の中身はこんな感じです。こっちも笑顔がいいですね。
大学の門を出ると花束もってる男の子とかときどきいるんですが、まあそれはそれで。中に入ろうとすると警備員さんが排除します。
夜のパーティーは移動して河原町御池のホテルオークラで。こんな感じでゼミごとのテーブルでわいわいやりました。着物はキツいらしく、ドレスに着替えるのが一般的です。もう大人なので最初にシャンパンで乾杯とかします。料理はお肉が人気あったようです。
例年通りゲームや出し物があったり、みなで「夜空ノムコウ」歌ったりもしました。
もりあがってくるとこういう感じで写真とったりも。土下座ではありません。
また今年度でご退職になる先生方からのご挨拶もありました。左から竹安先生(来年から本学地域連携センター勤務)、野口先生(本学宗教・文化研究所、現社でも授業御担当いただきました)、秋本先生、東元先生、小波先生(現学部長)です。学部創設からの重要なお仕事をされたメンバーです。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
運営の「CS-Link」のみなさんありがとうございました。来年もよろしくおねがいします。
では本当に御卒業おめでとうございます。うちの学部で勉強したことは必ず役に立つはずです。
3/18に京女高校のウィステリア科の生徒さんたちに現代社会学部の説明会を開きました。
宮下先生からの学部・学科の簡単な紹介のあとに、森久ゼミの平井さん、宮下ゼミの馬場さん、江口ゼミの古本さん(3人とも3回生)にも学生目線から現社を紹介してもらいました。
3回生(もうすぐ4回生)にもなると皆プレゼンうまいものです。真面目な話だけではなく高校生が知りたい意外な事実も報告されてもりあがっていました。
2015年12月6日に、「大学コンソーシアム京都主催:第11回 京都から発信する政策研究交流大会」で、環境政策ゼミ(通称諏訪ゼミ:演習I)2年:田中佑佳さん、尾田千咲紀さん、高橋咲子さんが口頭発表しました。
「大学コンソーシアム京都主催:第11回 京都から発信する政策研究交流大会」は,都市の抱える問題・課題を見つけ、関連する研究を行う大学生・大学院生が日頃の研究成果を発表し、大学やゼミの枠を超えた交流を深める場として2005年度から開催されています。第11回となる今年度は、昨年度よりも参加者も増え、大変な盛況の中開催されました。
田中佑佳さん、尾田千咲紀さん、高橋咲子さんの発表は、「地域公共交通政策の評価と課題:京都市・四条通整備事業を例に」と題し、市民や交通事業者の当該事例への実際の意見聴取を基に、具体的な提言を行ったものです。
他大学の発表は3‐4年生のものが多い中、緊張した面持ちの2年生の田中佑佳さん、尾田千咲紀さん、高橋咲子さんは、それまでの練習を踏まえ、しっかりとしたプレゼンを行いました。
今回は演習Iという限られた期間の研究の発表でしたので、今後の課題について手法上等の指摘も受けましたが、タイムリーなトピックについて実証的な調査が行われているところが評価されました。
プレゼンを終え、3人は「緊張しましたが、とてもいい経験になりました。普段関わることのない他大学の方のプレゼンテーションもとても勉強になりました。」という感想を持ったそうです。
環境政策ゼミは、今後は3-4年生の発表が行えるようにしていきたいと思います。なお、今回の政策交流大会には、同じく現代社会学部の松田先生も審査員として関わられました。
写真だけ見ると遊んでばかりみたいですが、ユタ大学内のEnglish Language Institute という所で、しっかり英語の勉強もしています。正規の授業も始まり、学生たちは能力別のクラスに分かれて他の外国人学生と学んでいます。ユタ大学は8月24日から秋学期の授業が始まり、静かだったキャンパスは一般学生が戻って、急に賑やかになってきました。
(参考URL: https://continue.utah.edu/eli )
ディスク障害によって以前の内容はすべて失われましたが、サービスを再開することができました。これから、以前にも増して多くの情報を提供できればと思います。よろしくお願いいたします。
現代社会学部の皆さん、こんにちは。松田哲(まつださとる)です。この4月に京都女子大学に赴任しました。よろしくお願いします!
私は関東で生まれ、小学校低学年の頃に鳥取県に引っ越し、小学校・中学校・高校の10年間を米子で過ごしました。その後、大学・大学院時代を神戸で過ごし、職を得てから京都に移ってきました。早いもので、京都生活は今年で18年目になります。でも、帰省先が米子であるせいか、アイデンティティの置き所は依然として鳥取にあるように感じます。鳥取とか山陰とかいう言葉を耳にすると、ついつい反応してしまいますね。
大学生の頃に関心をもっていたのは、環境保全の問題でした。それが大学院に入る頃には、途上国の開発と環境保全の両立の問題へと広がっていきました。「持続可能な開発」という言葉が流行し、ブラジルのリオ・デジャネイロで地球環境サミットが開かれた頃の話です。その後、環境保全よりも途上国開発の問題の方に関心が移り、いわゆる南北問題について考えるようになりました。
私は、現代社会学部の多文化理解実習のスリランカ担当になっています。スリランカに関心をもち始めたのは、「何か面白い開発モデルはないものか」といったことを考えていた大学院生の頃でした。でもスリランカを定期的に訪れるようになったのは、その10年後の2006年前後になってからでした。内戦末期の時期です。以来、スリランカのあちこちを訪れてきましたが、まだまだスリランカを知り尽くすにはほど遠い状況です。多文化理解実習に参加される皆さんと、現地で学べることを楽しみにしています。
ちなみにこの写真は、スリランカ北部のジャフナという町にあった、ジャフナ駅の構内で撮影してもらったものです。内戦で破壊され、鉄道の到着することのない廃墟になっていました。そのジャフナ駅は昨年新しい駅へと生まれ変わり、ジャフナはほぼ25年ぶりにスリランカ南部と鉄道で結ばれることになりました。ちなみに後ろのポスターの人は、この1月の大統領選挙で予想外の敗北を喫したラージャパクサ前大統領です。2015年のスリランカは、様々な変化の始まりにあるようです。
2015年6月6日(土)に開催された公開講座「国際協力と私」について報告します。前日にルワンダから帰国し会場に駆けつけて下さった梶田さん、20年以上ケニアのガリッサでNGO活動を続けてこられた土方さんに、国際協力の現場を女性の視点から語って頂きました。
「女性の視点からみた国際協力」: 現代社会学部教授・戸田真紀子
「東アフリカの国々でのそれぞれのルール」: 青年海外協力隊元隊員、キガリ図書館ボランティア職員・梶田三佐江
「あなたの善意は届いていますか?」: ケニア政府公認NGO ミコノ・インターナショナル副所長・土方栄子
戸田は、日本がなぜ国際協力をしなければならないのか、国際協力のアプローチにジェンダーの視点をなぜ入れなければならないのかを説明し、近代化論からWIDアプローチ、GADアプローチへの変遷や、途上国の女性の置かれている状況などを話しました。
梶田さんからは、まず、東アフリカ共同体を構成するケニア、タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジについて、それぞれの国の経済状況や人びとの暮らしについてのデータが示されました。次に、所得が増加すると娘を学校に行かせる余裕が生まれ、女子教育の増加は生活の質と女性の地位を向上させ、それによって女性の社会参加が進み、女性の活躍は経済を更に成長させ、より所得が増加するという「経済成長とジェンダー」のサイクルについての説明がありました。そして、ルワンダにおける女性の環境改善への取り組みが紹介され、まとめとして、それぞれの国に沿った支援の必要性を次のように訴えられました。
最後に、土方さんから、ケニアの北東部に住むソマリ人の状況、学校建設・医療巡回・奨学金・井戸掘り・太陽光発電・植林・自動車整備士養成・ミシン教室といったミコノ・インターナショナルの活動内容、募金をした先進国の人びとの期待を裏切り無駄になってしまった援助事例についての話がありました。1986年に土方さんたちが初めてケニアの北東部の中心都市であるガリッサで校舎建設を行った際、現地の人たちと一緒になって工事をしている土方さんたちに対して、地元の学校の先生が次のようにおっしゃったそうです。「今まで多くの外国人がこの国へ来て、いろいろな援助活動をしてくれたが、ケニア人と一緒に汗を流したのはあなた方が初めてだ。私は大変感動している。」アフリカの人を助けようとボランティアを行った人は、逆にアフリカから大きな感動や喜びをもらって日本に帰ってきます。一方的に助けるのではなく、自分たちも助けてもらう活動。これが私たちの活動の原点だと土方さんは話されました。
休憩時間にたくさんの質問用紙が集まりました。時間の関係で質疑応答に多くの時間が割けなかったことが残念でしたが、国際協力の現場で活躍されている日本人女性の話を聞くことは、学生の皆さんにも刺激になったことと信じています。たくさん本を読んで、自分を磨いていって下さい。
<当日の講師写真>
沢山のご来場に感謝申し上げます
↓日本のODAの成果を話す梶田さん
↓ミコノ・インターナショナルの活動を説明する土方さん
(文責 : 戸田真紀子)
現代社会学部の皆さん、はじめまして。松本充豊(まつもとみつとよ)です。
私は京都で生まれ育ち、学生時代をおもに東京で過ごしました。その後は各地を転々とし、このたび四半世紀ぶりに京都で仕事をすることになりました。学生時代といえば・・・バブル時代の学生でしたから、日々飲んだり、食ったり、遊んだりで(恥ずかしいので、もうこれ以上は触れません)。
ひょんなことから中国語を勉強する「羽目」になったのですが、でもそれがきっかけで南の島・台湾とのご縁ができました。今でいう「内向き」な学生だった私ですが、しぶしぶ、かつ恐る恐る留学に出かけて、わずか一年でしたが現地での生活も体験しました。台湾のB級グルメに詳しくなったのも、このときです。大学で教員の仕事に就いてからは、国際交流活動で中国各地や香港、マカオにも足を運びました。写真はポルトガル情緒あふれるマカオで撮った一枚です。
ところで、気がつけば台湾にどっぷりはまっていた私は、そのまま戦後台湾の政治を研究することになりました。いまでは台湾の民主政治の研究が中心テーマですが、最近は日本や韓国の民主主義体制との比較にもチャレンジしています。また、民主化された台湾内部の政治が東アジアの国際関係に与える影響にも興味をもっています。台湾は小さいけれど、その政治は東アジアという地域の政治を大きく揺るがすものだと考えています。
台湾は歴史的に日本とゆかりのある土地なのですが、あまり知られていないことがたくさんあります。興味のある方は、研究室を訪ねてみてください。ただし、その前に必ずアポをとってください。突然来られると、甘いものに目がない私が、こっそりまめ大福にかぶりついている最中かもしれません。そんなみっともない姿は見せられませんので、ご協力をお願いします。