西尾先生の2回生ゼミでアイスクリーム懇親会

こんにちは!

初めまして! 演習Ⅰ西尾ゼミ(2回生)の情報担当です。

6月5日(水)にお昼休みを活用して、西尾ゼミの懇親会を行いました! みんなでハーゲンダッツを頬張りながら、おもいおもいに会話に花を咲かせていました (・ω・)ノ

西尾ゼミではいま、経営学の戦略論とマーケティング論について、各グループに分かれて毎週発表を行っています。残りのゼミも、みんなで力を合わせて頑張ります!

森久聡先生が地域社会学会奨励賞を受賞しました!

森久聡先生が学会賞をいただきました。おめでとうございます。以下、ご本人の報告です。


教員の森久聡です。

5月に開催された地域社会学会において,私が2016年に出版した拙著『〈鞆の浦〉の歴史保存とまちづくり――環境と記憶のローカル・ポリティクス』(新曜社)が地域社会学会奨励賞(個人著作の部門)を受賞いたしました。

受賞した著書と賞状

受賞した著書は,歴史的な町並み景観がたくさん残る広島県福山市鞆の浦地区を対象にしたもので,鞆の浦のまちづくりに取り組む市民や行政の動きを環境社会学,都市社会学,地域社会学,民俗学の視点から考察したものです。鞆の浦の歴史的な町並み景観を守るために奮闘する市民の生きた言葉を解読したり,なぜ鞆の浦の人々にとって町並み景観(=歴史的環境)が重要なのか明らかにしています。また,鞆の浦の奥深い歴史を踏まえることで,この地域で30年近く論争になった道路建設問題の隠された争点を解明したり,瀬戸内海地域に多く見られる地域社会の特徴を描き出しています。

鞆の浦の港の様子

受賞した著書は京女付属図書館で手に取ることができます。また森久が担当している「環境社会学」の講義のなかで鞆の浦を紹介しています。もっと深く鞆の浦について知りたい人には3回生配当の社会調査の実習科目である「フィールドワーク1,2」(3回生配当)があります。森久が担当する「フィールドワーク1,2」のクラスでは,毎年,鞆の浦でフィールドワークを実施して調査報告書を作成しています。鞆の浦のフィールドワークに行ってみたい人は3回生になった時に履修してみて下さい。「フィールドワーク1,2」は課題も多く毎週苦労の連続ですが,その分,報告書が完成した時の達成感は大きいと思います。

2016年度京都女子大学鞆の浦調査報告書の表紙

 

6/10(日)のオープンキャンパスでRubyGirlsを開催します

丸野ゼミ3回生です。

私たち丸野ゼミでは、Rubyに関連する様々な活動を行っているのですが、その中のプログラミング体験会「RubyGirls(ルビーガールズ)」という活動について告知させていただきます!

RubyGirlsとは、高校生を対象としたプログラミング体験会で、京都女子大学の丸野ゼミ(情報系)に所属している3・4回生22名が学生スタッフとして、企画から運営までを行っています。
「Ruby」という言語を使用してプログラミングの体験をしていきます。
プログラミングというと、「理系」といったイメージを持ち、難しそうだと思うかもしれないですが、プログラミングに関する知識がなくても学生スタッフが丁寧に教えますので安心してください。

参加者の方はパソコン等の持ち物は不要なので、気軽に参加していただけます。参加される皆さんにプログラミングの楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。

直近の活動は、本学で開催する6月の京女オープンキャンパス(OC)で行います。
日時:6月10日 11:00〜15:00
場所:京都女子大学S校舎2階 S207教室

皆さんのご参加をお待ちしております♪

 

 

社会調査演習奥井クラス、東山区役所地域力推進室よりレクチャーにお越しいただきました

社会調査演習奥井クラス、東山区役所地域力推進室よりレクチャーにお越しいただきました。

社会調査演習奥井クラスでは今年度も京都女子大学が位置する東山区の地域実習を行っています。今年度のテーマは都市型超高齢化社会における地域住民の生活と防災意識についてです。

5月14日の演習では、東山区役所地域力推進室の小林径企画係長と山田直樹様にお越しいただき、東山区の現状と課題についてご講義いただきました。東山区の少子高齢化や観光、空き家問題やそれに対する行政の取り組みについてお話をうかがい、大学生の自分達に期待されるまちづくり活動への参加方法やイベントについてご紹介いただきました。

レクチャーの様子

今回は東山区についての学習に加えて、私たちが知っているようで知らない行政職員の幅広いお仕事内容についてもお話をうかがう貴重な機会になりました。

以下の写真は4月30日に行った東山区ウォーキングの様子。

六道珍皇寺「六道の辻」
急増するゲストハウス
急な坂道に防火用バケツが置かれている

前期の社会調査演習奥井クラスでは、秋の地域実習に向けて各種レクチャー、ウォーキング、統計データの分析等を通じて、本学が位置する東山区についての学びを深めていきます。

西尾ゼミで「鴨川をどり」を見学しました

西尾ゼミ演習Ⅲ(3回生ゼミ)の第2回目の更新は、5月9日に鑑賞した先斗町の「鴨川をどり」についてお伝えします。

「鴨川をどり」とは

西尾先生引率のもと、鑑賞を希望したゼミ生10人で鴨川をどりを見に行ってきました。鴨川をどりは明治5年から続く京の春の風物詩です。181回目をむかえる今年はシェイクスピアを翻案した歌舞劇「真夏の夜の夢より~空想い」、京都に所縁がある7人の女性が登場する準舞踏「花姿彩京七小町」の二部構成となっています。年々増えている外国人客を意識した題材となっていますね。

会場の先斗町歌舞連場の3階では舞妓がお点前を披露してくれるお茶席があります。

各酒造メーカーから贈られた酒樽の前にて

経営学の視点から

見物後はなぜ鴨川をどりが明治から今日まで続いてきたのかを経営学の視点から考察し、レポートにします。「伝統だから続いてきた」のではなく、なぜの疑問に経営学の視点から論理的に答えられるようにします。

ゼミ生10人で集合写真。京都ならではの貴重な体験ができました。

次回は6月に更新を考えています。お楽しみに!

宮下ゼミを紹介します

はじめまして、宮下ゼミ4回生の三ツ田です。これからゼミの紹介をします。

・1年間の流れ
宮下ゼミでは、情報工学的側面から現代社会の諸問題を解決するための基本的な知識や能力を身に付けることを目標に、仲良く真面目に和やかな雰囲気で演習を行なっています。

・ゼミの様子
ゼミの普段の様子を紹介します。4回前期は『パターソン&ヘネシー コンピュータの構成と設計 第5番 <上>』を輪読します。この本では、ソフトウェアとハードウェアの相互関係と最新のコンピュータの基礎をなす概念などに焦点を当てられており、普段わたし達が使用しているコンピュータ・システムの仕組みを学びます。

先日のゼミでの一コマ
先日のゼミでの一コマ

写真は、先日のゼミでの一コマです。割り当てられた節ごとに資料にまとめて発表しています。質問もしやすい雰囲気で、写真はちょうど先生にわかりやすい解説をしていただいているところです。ゼミ生同士で協力し合うことも多く、時折出てくる苦手な数学も苦になりません。

・これからの抱負
就職活動真っ只中で忙しい毎日を過ごしていると思いますが、ゼミ生7人、卒業論文のためにそろそろ動き出しましょうw ( わたしも含めて )

西尾ゼミの紹介です

[はじめに]

西尾ゼミ3回の情報担当係りです。これから月に1回程度、ゼミの活動内容や普段の様子を報告していきたいと思います。

[1年間の流れ]

西尾ゼミ(演習III、IV)では関心ある課題について経営学の理論を用いて分析していきます。また、後期は他大学の学生との交流ゼミがあり、企業の実例を取り上げグループ研究し、発表する機会が設けられています。

[ゼミ発表の様子]

次に、ゼミの普段の様子を紹介します。3回前期は高根正昭『創造の方法論』を輪読して、方法論について学びます。これは交流ゼミのグループ研究や4回生の卒業論文を作成する際に重要になる理論です。

写真は3~4人が1グループとなり、各章についてレジュメを作成し発表している様子です。発表を聞く者はコメントペーパーに発表内容や発表方法、レジュメなど各項目に関する評価を書き込み、発表者にフィードバックします。

 

[これからの抱負]

グループ発表や事後レポートなど課題が多いですが、自分の目標を持ち、楽しく学びある場にしていきます。ゼミ生14人で頑張っていきましょう!

次回の更新をお楽しみにっ。

 

鹿島建設さんの4月のカレンダー

鹿島建設さんのカレンダー4月は京都女子大学の新しい図書館でした!

2017年秋にオープンしたばかりです。まだ誰も学生がいないときの図書館がカレンダーになっています。

嘉本ゼミの2回生の学生さんに協力してもらい、カレンダーと同じ構図のところで、写真を撮りました(写真2、3、4、5)。

写真2 同じ構図で、カレンダーとともに撮ってみました。演習1 (嘉本ゼミ )の皆さん。恒例の自己紹介をみっちり訓練したところです。

 

ナイス・スマイル!

素敵な図書館をありがとうございます。

本棚も入れるので、こっち向いて〜。

嘉本先生と大学時代の同期、鹿島建設で働く坂本雅敏さんと図書館の話になり、カレンダーを送って頂きました。お礼を込めて、写真を送ろう!ブログに掲載しよう!と発展。

さらに、この図書館を担当された松田康史所長からもコメントをいただく予定です。ゴールデン・ウィークあけにブログには掲載したいと思います。お楽しみに!

新任のクリス・ポープ先生の自己紹介です

左がポープ先生、右がアウケマ先生です
私の故郷はロザハムという、イギリスのヨークシャー州にある元工業地帯の小さな旧鉱山の町です。残念なことに、私の故郷は、 10代の妊娠率も肥満率も英国の中で最も高く、 また、犯罪率、失業率及び薬物中毒率も英国の五本の指に入る町だと言われています。このことをここでご披露するのは、こういう問題があっても、故郷のことを恥ずかしく思っていないからです。むしろ、これらの社会問題は、故郷の遺産の重要な一部であり、しかも私の母国の歴史における深刻な転換点から生まれてきたものなのです。1980年代において、男性の過半数は鉱山労働者と鉄鋼労働者であったのにもかかわらず、イギリスの多くの公共機関が民営化され、労働者がリストラされました。その結果、ロザハムの有効求人倍率が急に低下し、その後凡そ30年間に渡ってほぼ横ばいでした。

私は故郷を誇りに思っています。実のところ、上で述べた統計と、自分が子供の頃に経験したことと、どちらの方がよりよく故郷の真実を反映しているのか余り分かりません。この統計によってロザハムの全体像を把握できるかもしれないとは言え、主観的で定性的なことに集中すれば、絵をより詳細に鑑賞できるように、ロザハムのことをよりよく理解することができるはずです。 もちろん、私たちがどのように感じているか、どのような印象を受けたかと言うような我々の日常の体験は、完全に主観的なことなので、我々の記憶に対しては統計よりもそれの方が意味深いかもしれません。従って、故郷に住んでいた時の日々を呼び覚ますと、友達が私をよく支持してくれたこと、工場で働いていた時に上司が私に冗談を言ってくれたこと、友達と遊びに行ったこと、両親が優しく育ててくれたこと、散歩に出たおじさんとおばさんが私と喋ってくれたことなど、懐かしくて優しい記憶が溢れてきます。その良さ、親切さ、及びご恩もロザハムの本質を反映するものでしょう。

今も研究者として、このことについてよく考えます。特に、社会科学においては、統計による事実と人々が実感する真実を区別する必要があるのではないかと思うのです。しかし、そうすること自体が難しく、ある程度まで両方を組み合わせて、ある課題を評価しなくてはならないこともあるかもしれません。さらに、統計による事実と感情による真実との間に横たわる認知的な隙間は、政治的に利用される場合もあるというふうに思います。英国の政治からの実例を取り上げると、 英国中央銀行と英国政府が実施する量的金融緩和政策の理論の礎石であるにもかかわらず、平成24年に、世界の最も重要な金利の一つだと考えられる、企業向け融資や住宅ローン等の基準金利であるロンドン銀行取引金利(LIBOR)が、英金融大手企業バークレイズによって不正操作された事件が発覚しました。新聞でこの事件について読んで、誰にどこまで影響をもたらしたかといった規模についてなかなか想像がつかない人が多くいるかもしれませんが、この事件と同時期に、イギリスでも、不況の中で苦しんできたイギリス人の感情を操作したレトリックによって、移民を問題化する新たなポピュリズムと反知性主義が目立ってきました。もちろん、人々の悩みに影響したことに対して、移民と金融的な汚職との間には雲泥の差があります。

ところが、LIBOR事件に対して、不正操作は不況の中で苦しむ人々の生活に悪影響をもたらしたにもかかわらず、銀行の専門的な機能がどのように自分の生活に関係しているかということは理解が難しいですから、この事件は多くの人々に忘れられてしまいました。その一方、移民も不況で苦しむ人々であり、不況の原因ではないということは明らかであるのに、ポピュリスト的なレトリックが、人が実感する悩みと苦しみがあるという真実を認めて、それを利用したわけです。

一般的に大学生と大学院生の時にも、言語と認知との関係に関心を持っていました。平成19年から平成23年までロザハムのすぐ近くにある、シェフィールドという綺麗な市にある大学で日本語と言語学を勉強しました。なぜ日本語を学ぶことに決めたかというと、実は17歳の時、大学で学べるアラビア語、韓国語、中国語、及び日本語という四つの選択肢のうち、海外で旅行がしたいという思いだけで 日本語を無造作に選択しました。私は本当に運が良かったと思っております。シェフィールド大学では、英語の古語と日本語の古語から、アフリカの英語教育体制及び戦前日本のフェミニズムに至るまで様々なことを勉強する機会に恵まれました。そして3年生の時、平成22年から平成23年まで神戸大学に留学しました。限られた紙幅でその1年間の楽しさを十分に説明することはできません。今にも神戸に戻ると、妙にアットホームな感じになるほど、楽しかったです。その後で、エディンバラ大学で認知科学と言語の進化について研究し、そして卒業すると、シェフィールド大学に戻り、大学院生の時に習ってきた方法論を、日本の政治的なレトリックに適用しようとする博士論文を書きました。論文は安倍総理大臣のスピーチを定量的にも定性的にも分析する方法論による、内閣が言っていることと、やっていることとの比較です。博士課程のおよそ4年間にシェフィールド、シンガポール、及び東京(早稲田大学)で研究して、平成29年6月にようやく卒業しました。

今は、前に述べた統計による事実と人々が実感する真実をどのように組み合わせることについて考えています。つまり、世界中にある事実がどのように人々の日々に関係しているか、あるいはどのようにその関係を明らかにさせることができるのかを検討しています。専門分野は国際関係論、政治論とコミュニケーション論ですので、具体的にいうと、グローバル・ガバナンス、地政学や国際政治などによる行動や政策が人にどのような影響を与えるかをテーマとし、規範と政策のコミュニケーションを研究しております。このようなローカルからグローバルまでという繋がりと絆を明確に説明して示すことができるのは、世界が乗り越えるしかない問題の解決への重要な一歩だと思うのです。

この度、京都女子大学現代社会学部に赴任させていただくことについて本当に嬉しく思っております。関西に引っ越す前に、日本の友人皆から京都女子大学は素晴らしい大学だと言われました。働き始めて、その素晴らしさがすぐ分かりました。本学には優秀な先生がたくさんいらっしゃいますし、素晴らしい事務職員の皆様に囲まれていますので、このような素敵なところで働かせていただくことは誠に光栄だと思っています。学生が関心を持つことを教えたり、学生が将来の夢を叶うのを手伝ったり、最新鋭の研究を作ったりすることを通じて、大学の評判と名誉に貢献できれば幸いと思います。皆さま、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

新任のジャスティン・アウケマ先生の自己紹介です

左がポープ先生、右がアウケマ先生です

私の地元はアメリカのミネソタ州にあるレッド・ウイングという、人口2万人ぐらいのとても小さな田舎町です。さすが広い大地の田舎、という感じですが、日本についての情報はもちろん、外の世界についての情報を手に入れることはなかなか難しいものでした。しかし幼い頃から私に影響を与えたのは、両親の平和主義でした。これによって、例えばイラク戦争が2003年に始まった時、私は戦争全体に対して非常に大きな嫌悪感を感じた上、メディアの報道に対して大きな疑問を抱きました。これを受けて、当時高校生だった私は米空爆の下に苦しんでいるイラクの一般市民を一切報道しないアメリカのメディアを批判した記事を町の新聞に投稿しました。

これらの問題意識を持ち、ウィスコンシン大学オークレア校に入学しました。当時、自分の将来について迷っていた私に多大な影響を与えたのは、日本史入門の授業でした。授業では、第二次世界大戦の日本の一般市民の手記や戦争体験を読んでおり、その中で東京大空襲で家族を失った一人の話が胸に刺さりました。私の頭の中ではテレビで報道していたイラク戦争の空爆のイメージがそれと重なり、深い悲しみと怒りを感じました。そして「アメリカは未だに同じことをやっているんだなー」「未だに無差別爆撃をやっているんだなー」と思いました。その時、私は近現代日本史を専攻することに決めました。

2008年に私は日本へ来て千葉県の県立高校で英語を教えていましたが、しばらくすると再び大学で日本史の研究をするということへの強い関心が湧きました。そのため、私は2010年に上智大学の修士過程に入り、東京大空襲の歴史を研究テーマにしました。とりわけ私は、文学作品における空襲の表象を探求する過程において、東京大空襲の体験者である早乙女勝元の小説に焦点を当てることにしました。その研究を行っている間に様々な気づきがありましたが、まず早乙女さんは、何故ノンフィクションだけではなく小説という形で空襲を描くのかという問いに対する答えを見つけずには通れない問題だと感じました。私の視点から答えるとそれは二つの理由を指摘することが出来たのですが、一つ目は自分の心理を比喩的な形で探ることにより、自分のトラウマや痛ましい記憶に向き合えることができるからということです。二つ目は、小説は読者に共感しやすいメディアのため、より鮮明に空襲の追体験をすることができ、またより細かく空襲の記憶を次世代へ継承することができるためということです。かくして私は、記憶継承の方法だけではなく、戦争を批判する手法として小説の可能性や独特な力を新たに再確認することができました。

2015年に上智大学の博士課程へ進学したことを機に、新たな研究テーマを掲げました。それまでと同様第二次世界大戦の歴史的記憶に関わるわけですが、今度は日本に所在する戦争遺跡(略:戦跡)を探求することを決意しました。「小説」と「遺跡」の関係は何かと言うと、どちらも戦争記憶の継承を媒介するメディアやモノであるということです。またその観点から考えると、私の今度の学術的な問いは、戦後、戦跡における歴史的記憶がどのように変遷してきたかということです。そのため、私は2015年に主に国会図書館のアーカイブを利用し、20世紀における「戦跡」に関する言説の歴史的変動を探ってきました。また2016年から2017年の間、沖縄県と神奈川県において戦跡の現場調査、及び地方の資料館やアーカイブで資料収集と分析を行ってきました。その結果、戦跡における歴史的記憶は「忘却する」と「記憶化する」という両面性を持つ、常に変遷し続けているものであることを確認することができました。また同時に、その過程は戦跡の現場だけではなく、戦跡にまつわる言説の中にをも行われるものであると明らかにすることができました。私は、言説が戦跡に対して引き起こす物理的変化を「(非)記憶化する文化」と呼ぶことにしています。

この度、京都女子大学現代社会学部で働かせて頂くことになり、とても嬉しく思っておりますし、大変感謝にしております。不安な点もありますが、私は教えることそして研究することが大好きですので、私は少しでも学校と学生のために役に立つことができたら何よりだと考えています。またこんなに素晴らしい先生方に囲まれているのは、とてもラッキーだと思い、未熟な私にとっては是非色々と学ばせて頂けたら幸いだと思っています。皆さま、心から宜しくお願い致します。