両ゼミ合わせて23名が研究成果報告を行い、例年と同様、ほぼぶっ続けの5時間の発表となりました。学外の学生さんからのキリっとした質問・コメントは、大変刺激になりました。なお、国際関係論と環境問題の接点であるSDGs (Sustainable Development Goals)については、講義などでも触れてはいるのですが、専門に扱っている京産大の学生の皆さんの発表が印象的でした。また、京産大の井口先生からも「京女組の各発表の研究手法が明確である点を特に評価する」といったコメント頂くなど、両サイドともいろいろ学べる機会になったのではないかと思います。傍聴や質問で参加してくださった京都女子大学2・3回生の皆さんもありがとうございました。
アジアの交通・環境問題を扱った”Sustainability and the Automobile Industry in Asia: Policy and Governance”が完成しました。同書はRoutledge社のRoutledge Studies in Sustainabilityシリーズの一環として発行されました。京都女子大学 諏訪と京都産業大学 井口正彦先生が編著者であり、他著者はアジア諸国で交通問題由来の環境政策を専門にしている各国の研究者です。インド・インドネシアなどにおける交通問題の解決策(電気自動車への転換、公共交通へのシフト等)から、日本の車検制度まで、幅広くアジアの交通問題と自動車産業との関連について扱っており、英書ですが、教養書としてお勧めです。
Edited by Aki Suwa, Kyoto Women’s University, Japan and Masahiko Iguchi, Kyoto Sangyo University, Japan, (2020), Sustainability and the Automobile Industry in Asia: Policy and Governance, Routledge